初めてWatson IoT Platformを使ってみよう、というかたのためのガイドです。
ボタンを押せばデータが送信されチャートに表示する下図のようなIoTアプリを作成します。
この記事では次を紹介します。
- node-redにてノードをインストールする
- node-red-dashboardノードでチャート表示を作成する
準備
Watson IoT Platformを使ってみるを参考に、node-redを用意してください。2016年の中期以前に作成したnode-redでは紹介するnodeの追加ができません。その場合は、新しいnode-redを用意してください。
ノード追加の呼び出し
右上の設定ボタン(≡)
>処理ノードの追加削除
を選択してください。
左側に処理ノードの追加削除
タブが表示されます。
ダッシュボードノードの追加
処理ノードを追加
タブを選択し、検索フィールドでnode-red-dashboard
で検索してください。
その処理ノードを追加
ボタンを選択してください。ダイアログで確認後、node-red-dashboardのインストールが行われます。ダイアログで確認後完了
ボタンを選択すると、元のフロー編集画面に戻ります。パレットにbutton等の画面部品(widget)のノードが追加されていることを確認してください。
画面部品の作成
パレットからノードをドラッグ&ドロップして、下図のフローを作成してください。
レイアウトの指定
ダッシュボード画面部品を、タブに分けたり、グループにしたり、レイアウトすることができます。ここでは、自動的にレイアウトします。
右側にdashboard
タブを選択し、その下側の"There are 3 widgets not in a group...."の"here"リンクを選択してください。
tabとgroupが作成され、その中に作成した3つのwidgetが追加されます。
データ送信用のノードの設定
数値データを送信するためノードの設定を行います。次のノードをダブルクリックし、下記の設定を行ってください。
buttonノード
項目名 | 内容 |
---|---|
payloadの▼(タイプ) | number |
payload | 456 |
injectノード
項目名 | 内容 |
---|---|
payloadの▼(タイプ) | number |
payload | 123 |
ダッシュボードの閲覧
デプロイボタンを選択してください。
編集しているnode-redのURLの末尾を/redから/uiに変えたURLをWWWブラウザでアクセスしてください。
(例:http://example.com/redの場合、http://example.com/ui )
ゲージとチャートが表示されます。
データのグラフ表示
BUTTONボタンを選択したり、node-redのフロー画面でinjectノードのボタンを選択すると、データが送信され、ゲージやチャートが変化します。
補足
Watson IoT Platform - Node-RED - フローをコピーする方法を使って、下記より、このこの記事の中で作成したフローをコピーできます。
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