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New RelicAdvent Calendar 2016

Day 2

New Relic Infrastructure とは

Last updated at Posted at 2016-12-02

アドベントカレンダー二日目は、ようやく、11月16日に正式リリースになった New Relic Infrastructure について簡単に紹介します。

New Relic Infrastructure はその名のとおり、インフラ監視の製品となります。今までは、サーバー監視製品として、New Relic Servers という製品がありましたが(今もありますが)、その上位版みたいな位置付けの製品となります。

サーバー監視はもちろん、サーバーが増減した際に監視設定やアラート設定がついづいしたり、どのパッケージがどのホストにどのバージョンで入っているのか?誰が、いつ何のパッケージをいれたのか?SSHでログインしたのか?といったサーバーリソースの監視以外にも、インフラの管理全体の機能も利用できます。

どんな機能があるのか?

サーバーリソースの監視

  • Compute ページ: CPU/メモリ/ロードアベレージの表示
  • Network ページ: ネットワーク負荷やネットワークエラーの表示。
  • Storage ページ: ステム全体のディスク使用量を表示。ディスク容量ベースのアラート設定が可能。
  • Processes ページ: システム全体の CPU のパフォーマンスやプロセス単位のCPUパフォーマンスの表示。CPU ベースのアラート設定が可能。

infra-blog1.png

IT 資産の管理

Inventory ページ: 管理している全サーバーにインストールされているパッケージの管理ができる。様々条件でフィルターできるため、例えばあるパッケージのバージョンに脆弱性が発見されたときに、それが存在するのか?どのサーバーにあるのかを簡単に絞り込め、対応できる。

inventory-page.jpg

構成管理

Events ページ: 誰がいつマシンにログインしたのか?いつどのパッケージがインストールされたのか?など、サーバー上のイベントに関する行動履歴を追うことができる。

infrastructure-screen-events-page_0.png

特徴

イベントと関連づいたリソース画面

各リソース画面の上部には、(構成変更、リブート、SSH セッションなどの)イベントの発生状況が表示されるため、リソースの使用状況と比較することで、何かシステムに変更があったことにより、パフォーマンス低下を招いているといったことが一目で分かるようになっており、問題に気づきやすく、かつ、問題があった場合にその原因も簡単に特定できる。

infrastructure_swimlane.png

便利なフィルター機能と EC2タグ

インフラ監視のため、全体的に専用のエージェントをインストールした全ホストを対象とした UI となっている。EC2 で設定しているタグを New Relic Infrastructure でもそのまま使えるため、リージョン、インスタンスサイズなどによって簡単に対象のホストのみに絞りこめる。

柔軟なアラート設定

アラートの設定(例えば、あるホストのCPUが xx% 以上になったらアラートを通知などの)の設定は、タグベースのフィルターセットで対象を指定するため、例えば、サーバーが追加された場合も、そのフィルター条件に合致していれば、毎回手動で設定する必要はない。設定漏れが起きる心配もない。

Docker サポート

Docker コンテナのメトリクスもはじめから収集しています。よって、Docker コンテナだけのデータをみるとかも簡単にできます。

詳しくは、こちら

APM 連携

New Relic APM を使っている場合は、リソースページに APM のデータをも合わせて表示できる。よって、アプリのデータとサーバーリソースのデータを並行してみることができるため、相関関係にも気づきやすい。

クラウドの外部サービス連携

現在、AWS の各種サービスのみだが、AWS の各種サービスのデータを New Relic を通じて簡単に確認できる。

AWS 連携すると、自動的に、New Relic Insights にサービスごとにダッシュボードが作成され、そこでデータをみることができる。

aws_ec2_integration.png
AWS EC2 連携で表示される Insights のダッシュボード

導入手順は?

New Relic Infrastructure を使い始めるには、専用のエージェントを各ホストにインストールする必要があります。エージェントは、Linux 用と Windows 用が用意されています。非常に簡単にインストールができる。

それぞれのインストール手順:

プランは?

New Relic Infrastructure のプランは、ESSENTIALSPRO の2プランがある。無料版はない。

ESSENTIALS:

  • 機能: 上記の AWS 連携以外の機能が使える。(AWS 連携のEC2のみ利用可)
  • データ保持期間:3ヶ月。

PRO:

  • 機能: ESSENTIALS で使える機能に加えて、AWS との連携機能が使える。
  • データ保持期間: 13ヶ月。

料金は?

価格 (1か月1インスタンスあたり )

  • Pro: 年契約: 1.80 ドルから 14.40 ドル
  • Essentials: 年契約: 0.90 ドル から 7.20 ドルです。

年契約、月契約でも変わります。月契約の方が大分高くなります。
また、幅の部分の計算は、CU (Compute Unit) という単位で計算してだします。インスタンスサイズx利用時間 です。(CU の詳しい説明は、別の日のアドベントカレンダーで解説します)

料金の見積もりは、Infrastructure の価格ページで、ポチポチやりながら、簡単に出せるので、気になる方はそちらをみてね。

試せるの?

30日間無料トライアルできる。

その他の情報

まとめ

以上、非常に簡単な紹介となりました。詳しいい機能の説明や使い方に関しては、別の日で解説があると思いますので、そちらを楽しみにお待ち下さい。

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