rbenvのインストール手順を記録に残しておく。
rbenvは複数のRubyのバージョンを管理することができ、アプリケーションごとに異なったRubyのバージョンを使うことができる。
環境
使用したOSバージョンは次の通り。
- CentOS 6.8
手順
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rbenvスクリプトを配置する。
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
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rbenvスクリプトの実行設定を行う。
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
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下記コマンドを実行し、指示にしたがう。
~/.rbenv/bin/rbenv init
今回の環境では次の行を
~/.bash_profile
に追記するよう指示された。eval "$(rbenv init -)"
設定反映のため、シェルに入り直す。
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rbenvスクリプトの動作確認を行う。
下記コマンドを実行し、
rbenv is a function
が表示されることを確認する。type rbenv
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ruby-buildをインストールする。
ruby-buildプラグインをインストールすることで、Rubyのインストールを自動化できる。
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
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Rubyの依存パッケージをインストールする。
sudo yum install -y gcc openssl-devel readline-devel zlib-devel
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Rubyをインストールする
インストールできるバージョンは
rbenv install -l
で確認できる。rbenv install (インストールするバージョン)
使い方
rbenvでRubyのバージョンを切り替える方法は次の2種類がある。
- ディレクトリごとにバージョンを指定
- システム全体でバージョンを指定
※両方の指定がある場合はディレクトリごとのバージョン指定が優先される。
ディレクトリごとにバージョンを指定する場合
- バージョンを指定するディレクトリに移動する
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バージョンを指定する
rbenv local (バージョン)
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バージョンが指定されたか確認する
rbenv version ruby -v
システム全体でバージョンを指定する場合
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バージョンを指定する
rbenv global (バージョン)
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バージョンが指定されたか確認する
rbenv version ruby -v
rbenvサブコマンド
よく使うサブコマンドは次のものがある。
rbenvでインストールしているすべてのRubyのバージョンを表示
rbenv versions
現在指定されているRubyのバージョンを表示
rbenv version
参考ページ
rbenvインストール
https://github.com/rbenv/rbenv#basic-github-checkout
ruby-buildインストール
https://github.com/rbenv/ruby-build#installation