Pandoc入りのDockerコンテナを作って、ローカルのツールとして使う方法です。
(といっても普通のDockerfileですが)
使い方
例えば、以下のようにするとMarkdownをHTMLに変換できます。
$ docker pull ksoichiro/pandoc
$ docker run -t -i -v `pwd`:/workspace ksoichiro/pandoc pandoc sample.md -s -o sample.html
pwd
の部分で、変換対象のファイルがある位置をDockerコンテナのボリュームに割り当てています。
docker pullとdocker runだけですので、dockerが使えるマシンであればpandoc用のインストール手順を踏むことなくすぐに使えます。
Automated Build Repository
こちら(Docker Hub)にあります。
Dockerfile
こちら(GitHub)にあります。
使いどころ
Pandocを使ってドキュメント生成するようなプロジェクトの場合、上記のDockerfileやシェルスクリプトを、ソースコードと同じようにリポジトリの中で管理してしまいます。
これにより、(開発環境をDockerで構築するのと同じですが)以下のようなメリットが得られると思います。
- ドキュメントの生成手順まで含めてコード化・バージョン管理できる
- マシン内に他のバージョンのPandocがあっても影響されない
- 環境を各マシンで統一でき、常に同じものを生成できる
- 導入手順を簡略化できる