LoginSignup
27
32

More than 5 years have passed since last update.

ナウいバックアップBaculaをAnsibleを使って約5分で構築してみた。

Last updated at Posted at 2016-09-28

Bacula環境をAnsibleで5分で構築してみました。

Baculaについては以下をご参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。

インストール環境

バージョン
OS CentOS 7.3
バックアップ Bacula 7.4.7
データベース MariaDB 5.5

準備いただく環境

CentOS7.3だけ!

SELinuxとfirewalldの設定はお好みで!
Baculaはポート9101~9103を使用します。

自動構築する環境

お試し環境のため、1台のサーバに全てのデーモンをインストールし、さらに自サーバをバックアップ、リストアできるように設定します。
権限も全てrootで実行します。

qiia.png

パッケージ準備

自動構築するまえに準備としてパッケージを追加します。

# yum install -y epel-release
# yum install -y ansible git wget

鍵交換

自サーバと鍵交換します。
ssh-keygenコマンド実行後はそのまま「Enter」連打で問題ありません
192.168.0.1は例ですので、読み替えて実施してください。

# ssh-keygen -t rsa
# ssh-copy-id -i .ssh/id_rsa.pub root@192.168.0.1

AnsibleのPlaybook取得

Playbookをダウンロードしディレクトリの中に移動します。

# git clone https://github.com/ksawada1979/Bacula7-CentOS7-ansible.git
# cd Bacula7-CentOS7-ansible

Playbook修正

ダウンロードしたPlaybookのIPアドレスが記載されている箇所をお使いのサーバアドレスに修正します。
ansible_hostsはそのままIPアドレスを修正し、mail.ymlはipaddressの項目を修正してください。

# vi ansible_hosts
# vi roles/bacula/vars/main.yml

Bacula環境自動構築

Ansibleを実行し自動的にBacula環境を構築します。

# ansible-playbook -i ansible_hosts bacula.yml

最後に再起動の処理がありサーバが再起動します。

Bacula環境確認

Bacula環境が構築できたことを確認します。
再起動後に「bconsole」コマンドを実行して以下の画面が表示されることを確認します。

# bconsole
Connecting to Director localhost:9101
1000 OK: 102 bacula-dir Version: 7.4.4 (20 September 2016)
Enter a period to cancel a command.
*

コマンドプロンプトが「*」になっていれば成功です。

バックアップの取得

Baculaのバックアップ取得手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/backup

runコマンド実行後に「BackupClient1」と表示されるサーバが自サーバになります。
正常にバックアップが取得できることを確認してください。

また「BackupCatalog」は自サーバのデータベースになります。

リストア実行

Baculaのリストア手順については以下を参照ください。
https://www.bacula.jp/restore

またその他の設定変更手順については以下を参照ください。
rsyncさん今までありがとう。ナウいBaculaでバックアップしてみた。

訂正

しばらくの間実行できないAnsibleファイルがアップロードされていました。試していただいた方申し訳ありません。2017年5月31日に修正しましたので、問題なく上記手順を試せると思いますので、宜しくお願いします。2016年9月29日16時ごろ〜10月2日3時ごろまで誤ったgitファイルがアップロードされており正しく動作できない状態となっておりました。現在は正しいファイルになっておりますので5分で構築可能です。

27
32
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
27
32