日本国内でも随分使われるようになってきたSlack、みなさん随分使いこなしていると思うのですが、Slackも日々目まぐるしく進化してます。リリースを眺めたりするのが好きな筆者が「よく使う機能」や「これは便利だぞ」という機能を厳選して紹介します。
※) 紹介しているのは、MacのクライアントAppを前提としています。
Slash Commands編
みなさん、スラッシュコマンド使ってますか?
Slackでは殆どのことがスラッシュコマンドでできるといっても過言ではないくらい沢山のスラッシュコマンドがあります。ちょっと工夫すればオリジナルのスラッシュコマンドも作れるので楽しいですよ。
では、イチオシから紹介します1
リマインダー機能
たぶん、slackにリマインダー機能があることに気づいている人は少ないはず…!(そう思ってこのQiita書いてますしw)
Slackのリマインダーをおすすめする理由があるんです。それは「相手にリマインダーを勝手に設定できる」ということ。
たとえば、 「@kozyty 例の作業を明後日までにやっておいてください」
みたいなお願いをするときに 「 /remind @kozyty 例の作業を終わらせておいてください。 」
と入力するだけ。
もちろん日付指定もできますし、平日のみの定期実行とかもできます。スヌーズ機能なんかもあるのですごいですw
自分以外へのリマインドは用法用量を守って正しく使いましょう。
Topic設定
チャネル名の横に常に表示されるTopicは使い方次第でとても便利です。(デスクトップApp限定)
自分はよく テキスト+URL
を設定しています。
/topic 飲み会は26日19時から お店:http://example.com
みたいに、流れてほしくない情報を簡易的に見える場所に置くというハックおすすめです。開発なら、invisionへのリンクとか。Google Docsへのリンクとか、Team:Qiitaへのリンクとか etc...
ユーザー一覧
/who
コマンドを利用すると、そのChannelに参加しているユーザー名が一覧で表示されます。もちろんinfomationをクリックすれば、いつでもみれるのですが、サクッと確認したいだけの場合などに便利だったりするのでおすすめです。
Feed一覧
/feed list
RSS integrationsを利用していませんか?
1 integrationsでRSSは無制限に利用できるので楽しくて沢山feed登録しています。
ただ、沢山登録しているとそのチャネルにどんなfeedが登録されているのか忘れてしまうので、このコマンドがあると助かりますw
このコマンドを利用すると、そのチャネルに登録されているfeedリストが表示されるんです。
ショートカット編
マウスを駆使しなくてもショートカットで殆どのことができます!沢山ショートカット覚えなくていいので、便利だと思ったショートカットだけ覚えちゃいましょう。
cmd
+ K
みなさん使っているとは思いますが、紹介しておきます。
超便利ショートカットコマンドです。主に以下にようなことができちゃいます。
- Channel(Private)移動
- DM移動(
/dm
などでも可能だけどあまり使わない) - Switch機能(別のSlackチームへ移動)
- Create機能(新しいChannelを作れる)
cmd
+ Shift
+ \
最後のメッセージに、Add reaction
する機能です、マウス使わなくていいので地味に便利です。
コメントで教えていただいたのですが、もっと簡単な Add reaction方法がありました。
+:emoji:
と入力するだけでできるみたいです。ちなみに消すのもできました。
-:emoji:
こちらのが簡単ですねw
↑
自分の最後のメッセージを編集するショートカット
Esc
実は、いろいろな場面でキャンセルに使えます。
Vimmerの人は気づいているはず。(Vimmerじゃなくても気づいてるかw)
- 編集キャンセル
- 各表示キャンセル
- 未読を既読に(全部既読は
Shift
+Esc
)
「Cancelボタン押すの面倒!」と思ったら試しにEscを押してみましょう。たぶん消えます。
設定編(Advanced Options)
設定画面は cmd
+ ,
で表示できます。
@username 補完オプション
Only show autocomplete for people when the '@' character is used.
これをオンにしておけば、@(アットマーク)を入力したときだけユーザー名を補完するようになるので、「ユーザー名入力したい訳じゃないのに補完がうざい!」と感じたことのある人にはおすすめです。
Code記法入力オプション
When typing code with ```, ENTER should not send the message. *
これは code記法を入力しているときは、Enterを押しても投稿にならないようにするオプション。code記法使うときに失敗して ``` だけを投稿したことある人はオンにすると良いと思いますw
左のChannel一覧表示オプション
Channel List: Hide any channels, etc... which have no unread activity, unless they are starred
これにしておくと、今開いているチャネルと未読のチャネル以外は隠れるので多くのチャネルに参加している方にはとてもおすすめです。
User Group(課金者のみ)
特定のメンバーを一括でmentionしたい時などに事前にgroupを作成しておくことができます。開発メンバーだけのGroupとか作っておくと便利かもしれません。( @channel だと不要な人もいて使いづらいってこと、結構ありますよね・・・?)
追加機能系
BigEmoji
テキストを含めず、絵文字のみで投稿すると絵文字が少し大きく表示されます。
LINEのスタンプ的な使い方ができるので、絵文字コミュニケーションするにはおすすめです。
(おそらく私だけではないですが、リリース当初から Slackにずっと実装を依頼していた機能の一つですw)
通話(グループ通話)
無料アカウントの場合はグループ通話はできませんが、無料アカウントでも1対1であれば通話できます。
Slackでしか繋がりのない人ともこれで通話が可能になりました。あまり使われてるイメージはないですが、通話の質も悪くなくオススメ機能のひとつです。
スレッド機能
とうとう Slack にも、スレ機能がリリースされました。
これにより、会話の激しい Channel であっても投稿一つがスレッドになるため Channel の流れを邪魔せずコミュニケーションを継続することができるようになります。
番外編
pinを利用すると無料版でもメッセージが消えない
slackには、messageを star
したり pin
したりできます。
starは個人向け、pinはchannelメンバー全体で利用するものです。
実は、無料版は10000message以上は勝手に消えていく仕組みなのですが、見た目上消えているだけでmessageが消えているわけではありません。そこで、pinをしておくことで前後のやりとりをArchiveからいつでも振り返ることができるようになります。
誰でも、botで遊べる
emojiが気軽に増やせるのもslackならではの面白さですが、 https://my.slack.com/customize/slackbot へアクセスすると、誰でも簡単なbotが作れちゃうんです。プログラマーじゃなくてもできるので興味ある人は試して見ちゃいましょうw
「反応するワード」と「対応するワード」を設定するだけです。
以上、厳選したslackであまり知られていない便利機能でした。参考になれば幸いです。
本出しました!(追記)
結構公開してからもロングテールにストックしてくださる方々がいるので、宣伝させていただきます。(アフィリエイトリンクではありません)
導入から、細かい設定の紹介、さらにChatOpsへの布石としてのhubot-slackの導入まで、入門として幅広めに参考にしていただけるように出版いたしました。良かったらどうぞ。
※すでに内容が更新が足りない部分がありますが、Slackの思想は変わっていないので、基本的な使用方法や機能については違和感なく理解できると思います。