Ubuntu 14.04 が公開されたことだし
いい加減、VirtualBox 上の不要な仮想マシンを削除しようと思い立った。が、ログインパスワードが全く思い出せん。削除する前に中身をチェックしておきたいのだが...
パスワードをリセットするしかないか。
ググると
情報は多いが、ドンピシャなものは見つからなかった。
いくつかを組み合わせたら上手くいったのでメモを残しておく。間違いや、より簡単な方法があれば、ご指摘していただけるとありがたい。
環境
- (VirtualBox 上の) Ubuntu 13.10
- GRUB は
2.00-19ubuntu2.1
と出ている
- GRUB は
概要
書き込み可能なリカバリーモードで root 権限を使い、当該アカウントのパスワードを新たなパスワードで上書きする。
まず GRUB のメニューを編集する
- マシンの起動開始後
shift
を押しっぱなしで GRUB のメニューを表示 -
Advanced options for Ubuntu
にフォーカスし -
e
でメニュー項目の編集画面に入る
(Emacs-like だと... ぐぬぬ)
リードオンリーなリカバリーモードを書き込み可に
ここがちょっとややこしい
- 編集対象はメニュー項目のうち
(recovery mode)
となっているものから選ぶ -
linux
で始まる行のro
をrw
にする - 編集後
Ctrl+x
で GRUB メニューへ戻る
手順や変更箇所が異なるが Linuxだからできないなんて言わないよ Ubuntu 13.04 ログインできなくなったら… のスクリーンショットが参考になるかもしれない
リカバリーモード起動
- 先ほど書き換えた項目を選択・起動
- CUI 上で GUI のリカバリーメニューが表示される
-
root
を選択 - 画面下部にプロンプトが表示される
-
passwd USER
を実行 (USER は適宜置き換えること) - 新しいパスワードを2回入力し、成功すると
passwd: password updated successfully
と表示される- リードオンリーだとここでコケる
-
exit
> (GUIで) OK を2回 > Ubuntu が起動するので(念の為)一度シャットダウン - 新しいパスワードでログイン
ここでの手順は [Linux] Ubuntuでパスワードを忘れた場合の対処法 のスクリーンショットが参考になるかもしれない
肝は書き込み可だった
リードオンリーだと passwd USER
で
passwd: Authentication token manipulation error
などと怒られる。このエラーメッセージでググると、ファイルの整合性が取れていない場合の対処法ばかりがヒットする。
整合性が取れていない場合の対処法 pwconv
を実行しても
pwconv: cannot lock /etc/passwd; try again later.
と怒られるだけ。
kakakikikekeのブログ: Ubuntu10.04でシングルユーザーモードでログインする方法 のおかげで助かった。