前回のajentiに引き続き、おしゃれなシステム管理に役立つかもしれないPandoraFMSについて。
環境はCentOS 6.2。
事前準備・インストール
1.EPELの有効化
[EPEL]
Name = EPEL
baseurl = http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch/
enabled = 1
gpgcheck = 0
2.PandoraFMSリポジトリの参照設定
[artica_pandorafms]
name=CentOS6 - PandoraFMS official repo
baseurl=http://artica.es/centos6
gpgcheck=0
enabled=1
3.リポジトリ情報の更新
$ yum makecache
4.PandoraFMS及びMySQLのインストール
$ yum install pandorafms_console pandorafms_server mysql-server
あとは、mysqlのrootにパスワードが設定されている事を確認すれば、プログラムの導入は完了です。
最後にapacheとmysqlが立ち上がっている事を確認し、立ち上がっていなければ起動しましょう。
設定
ここから先は、プログラムへブラウザからアクセスしての作業となります。
アドレスはhttp://[ipアドレス]/pandora_console/install.php でアクセス可能です。
アクセスすると、次のような設定画面が表示されるはずです。
表示されない場合は、iptableの設定が正しいか、またapacheが正しく起動して、ルートディレクトリが正しく設定されているか確認しましょう。
内容をサッと確認して、Nextをクリック。
続いて、使用条件についてよく確認し、"Yes,I accept licence terms"。
この画面で、依存関係のチェックを行ってくれます。便利ですね。
DB Enginesにレッドが2つありますが、今回はMySQLを利用するので、他が赤でも問題ありません。
次へ進みます。
環境の設定を行います。
特に理由が無ければ、Hostnameはlocalhostで大丈夫でしょう。
設定したrootのパスワードを入力し、必要に応じて設定を変更したらNext。
入力した内容に問題がなければ、このように全てグリーンで表示されます。
ここに表示されているランダムパスワード(この画像では"drxdirrg")は後々必要となりますので、しっかり控えておいてください。
というわけで、設定は終了。
最後に設定に利用したinstall.phpをリネームすれば、完了です。
※.自分はinstall.php自体を削除しています。(自己責任で)
"Click here to access to your Pandora FMS console"をクリックすると、コンソール画面の設定登録窓が表示されます。
ここを見ている人なら、基本的に「日本語」「アジア」「東京」で問題ないでしょう。
ここで入力したメールアドレスにはアラートの通知が飛ぶので、都合の良いアドレスを入力してください。
Pandora FMSに関する情報がやり取りされているコミュニティへ参加するかどうか問われます。
必要に応じて選択し、「終了」をクリックすれば、すぐにサーバに関する情報の参照や各種設定を行う事が可能です。
長くなってしまったので、使い方などの続きはまたいつか別記事で。