※ この記事はAppleが公開したドキュメントFinal Cut Pro X Guide for Creating App Previewsに基づくものです。
※ Final Cut Pro Xは30日間無料でお試しもできます。こちらから。
※ iPhone 6, 6 Plusのサイズが追記されたので追記 (9/25/2014)
はじめに
Final Cut Pro XですごいApp Previewが作れますよ。まずQuickTime Playerを使ってiOS端末から画面キャプチャを録画します。次に、Final Cut Pro Xを使ってその録画を編集したり、タイトルやトランジションやサウンドを付けます。
App PreviewsについてのApp StoreガイドラインについてはApp Previewウェブサイトをご確認ください。
- システム要件
- iOS 8のiOS端末
- OX X YosemiteのMac
- version 10.1.3以降のFinal Cut Pro X
QuickTime Playerを使って画面を録画する
- iOS端末をライトニングケーブルを使ってMacに接続します
- QuickTime Playerを開きます
- File > New Movie Recordingを選びます
- 録画ボタンの右にあるプルダウンからCameraとMicrophoneとしてiOS端末を選びます(QualityはHighでよいと思われる)
- 録画ボタンを押すと録画が開始されます
Final Cut Pro Xを使ってApp Previewを作る
-
録画した画面キャプチャをインポートする
- 新しいライブラリをFile > New > Libraryから作る
- File > Import > Mediaからビデオをインポートする
- ウィンドウから録画した画面キャプチャファイルを選ぶ
-
App Previewプロジェクトを作成する
- File > New > ProjectからNew Projectを作る
- 適当な名前をつけ、Video PropertiesはCustomを選択する
- FormatはプルダウンからCustomを選択する
- 解像度は画面キャプチャに合わせて以下のとおり設定する
- Rateは30pに変更する
Device Portrait Landscape iPhone 6 750 x 1334 1334 x 750 iPhone 6 Plus 1080 x 1920 1920 x 1080 iPhone 5s, 5c, iPod touch 5th generation 640 x 1136 1136 x 640 iPad Air, 4th generation, iPad mini with Retina display 900 x 1200 1200 x 900 -
クリップを加える ←使わなかった
-
タイトルを加える ←使わなかった
-
トランジションを加える
- 中央のツールバーからTransitions Browserボタン(♫の右)を押す
- 使いたいtransitionをタイムラインのクリップ前後にドラッグする
- transitionアイコンの端をドラッグすることで長さを調整する
-
サウンドを加える
- 中央のツールバーから♫ボタンを押す
- ライブラリから好きなオーディオファイルを選ぶ
- ファイルを直接タイムラインにドラッグし、ビデオの適切な位置に並べる
-
ヴォイスオーバーを録音する ←使わなかった
-
エクスポートする
- File > Share > Master Fileを選ぶ
- Infoタブでタグが付けられるが、適当に(Gocco / FireTruck / AppPreviewとか)。たぶん要らない。
- Settingsタブをクリックし、ビデオコーデックがH.264であることを確かめる
- SettingsタブでInclude chapter markersのチェックは念のため外しておく
- Nextボタンを押し、App Previewを保存する場所を選ぶ
まとめ
- 動画初心者でしたが、これに基づいてそれっぽいものはできました(基本的にUIキャプチャから構成すべきもので、プロモ動画ではありません)
- iPhone用, iPad用(対応している場合)それぞれが必要です
- アプリ内課金でのみ利用可能なフィーチャーはその旨明記すべしなど、注意が必要です
- (9/25/2014追記)iPhone 6, 6 Plusのサイズを追記しました。iPhone 5用に作った動画がiPhone 6, 6 Plusでも再生できることは確認していますが、例えばiPhone 6 Plus用に作った動画がiPhone 5で再生されるかは不明です。