Crashes Organizerとは
Xcode 6.3 から追加されたクラッシュ解析ツールです。
それよりも前は Crashlytics などのサードパーティを利用する必要がありました。
※本ドキュメントの画像は About the Crashes Organizer のものを引用しております。
環境
Xcode 7.2 時点での情報です。
必要な作業
- すでに該当アプリが AppStore で配信されている必要があります
- アプリ利用者 がAPPデベロッパとクラッシュデータを共有することに同意している必要があります(これは開発者側ではコントロールできないですね)
使い方
Xcode の Window メニューから Organizer を起動しておきます。
- 画面上部の「Crashes」をクリックします
- 「iOS Apps」から該当アプリを選択します
- クラッシュレポートを見たいバージョンを選択します
- クラッシュ一覧から気になるものを選択します
- 各セルには影響を受けているデバイスの数が表示されています
- 検索バーからクラッシュを検索することもできます
- 詳細エリアに各スレッドのスタックトレースが表示されます
- クラッシュが発生したスタックフレームがハイライトされます
- クラッシュにはメモを書き込むことができます
- 「Mark as Resolved」ボタンをクリックすることで解決済みとしてマークできます(こうしておくことで、一覧でのフィルタリングが可能)
- デバイス毎・OS毎の比率も確認できます
使ってみた感想
- SDKを組み込む必要が無いのは嬉しい
- 閲覧できるのは 過去2週間に発生したクラッシュ数が最も多い上位のものだけ だけど、個人で使う分には十分だった
- もっとがっつりクラッシュ解析したい場合はサードパーティのサービスを使えば良いと思う
参考リンク
- About the Crashes Organizer
- New Features in Xcode 6 - 6.3 から Crashes Organizer 追加