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iTunes ConnectのApp Analyticsを使ってみた

Last updated at Posted at 2015-05-02

ようやく App Analytics が使えるようになったので、早速試してみました。

スクリーンショット 2015-05-02 9.08.09.png

そもそもApp Analyticsとは?

自分が管理するアプリのApp Storeページが

  • どのくらい見られているか?(PV)
  • どのサイトから遷移してきたか?(リファラー)
  • そのうちどれくらいダウンロードされたか?(ダウンロード率)
  • ダウンロードした翌日以降も使ってくれている人の割合(使用率)

などが見れる解析サービスです。Apple純正なので、特別なSDKを導入する必要がないのが魅力ですね。

FAQによると、計測データに含まれるのは iOS 8以上のデバイスのみ、とのことです。

閲覧にはAdmin, Finance, もしくは Sales権限が必要になります。

どんなデータが見られるのか

App Analyticsは、「概要」「メトリックス」「ソース」「使用率」の4つの画面から構成されています。

1. 概要

この画面では、全期間および過去30日間の各データを閲覧できます。それぞれの項目を解説していきます。

App Store閲覧数

アプリのApp Storeページが閲覧された回数。ただし、カウントされるのはiOS 8以上のデバイスからのアクセスのみ。

Appユニット数

アプリがApp Storeページからダウンロードされた回数。アップデートや、同じApple IDからの再ダウンロード数はカウントされない。こちらもカウントされるのはiOS 8以上のデバイスのみ。

売上

アプリの売上。有料アプリ, app bundles(複数のアプリをまとめて売れるアレ), In- App Purchasesを合わせた金額。

セッション数(オプトインのみ)

セッション数とは、アプリが少なくとも2秒間フォアグラウンドにされた回数のこと。その後、アプリがバックグラウンドになって、再び使用されると別のセッションとしてカウントされる。診断データおよび利用情報を App 開発者と共有することに同意したユーザのデータのみ。

アクティブなデバイス数(オプトインのみ)

指定した期間内に少なくとも1セッションとしてカウントされたデバイスの数。診断データおよび利用情報を App 開発者と共有することに同意したユーザのデータのみ。

テリトリー別の集計

各国ごとの閲覧数、ユニット数、売上、インストール数、アクティブなデバイス数が見れる。(地図付き!)

スクリーンショット 2015-05-05 13.22.10.png

使用率(オプトインのみ)

アプリを初期インストールし、その後 App を使用したユーザの割合。1日目 7日目 14日目 21日目 28日目の使用率が見られる。

スクリーンショット 2015-05-05 13.24.51.png

プラットフォーム別の集計

プラットフォームごと(iPhone/iPad/iPod)の閲覧数、ユニット数、売上、インストール数、アクティブなデバイス数の割合が見られる。

2. メトリックス

1日ごとの各データをグラフにして表示してくれます。

  • App Store 閲覧数
  • App ユニット数
  • App 内課金数
  • 売上
  • 有料ユーザ
  • インストール数(オプトインのみ)
  • セッション数(オプトインのみ)
  • アクティブなデバイス数(オプトインのみ)
  • 過去30日のアクティブなデバイス(オプトインのみ)
  • クラッシュ数(オプトインのみ)

それぞれのデータを同時に表示して、比較することもできます。

3. ソース

「トップWebサイト」「トップキャンペーン」の2つから構成されます。

トップWebサイト

どのサイトから自分のアプリのApp Storeページヘ流入しているか?がわかります。

  • 流入元ドメイン
  • 閲覧数
  • ユニット数
  • 売上
  • セッション数

ユニット数(ダウンロード数)/ 閲覧数でダウンロード率も計算できますね。

トップキャンペーン

キャンペーンリンクを作成することで、どのキャンペーンからの流入が多いかを計測することができます。

キャンペーンリンクは

https://itunes.apple.com/us/app/apple-store/id439104108?pt=8668&ct=test123&mt8

のようなURLで、ct=xxx の部分をカスタマイズできます。(半角40字まで)
pt=xxx の部分は開発社毎に割り当てられるプロバイダIDがセットされます。

4. 使用率

指定した日にアプリをインストールして、翌日以降にアプリを使用したユーザの割合をかなり詳しく見ることができます。

例)4月4日 にアプリをインストールしたユーザの 32% が 28 日 後にもアプリを使用している、等

疑問

ユニット数(ダウンロード数)とインストール数は何が違うの?

同じユーザからの再ダウンロードをカウントするかどうかの違いです。ユニット数は再ダウンロード数をカウントしないのに対し、インストール数は同じユーザからが再ダウンロードした場合、また複数のデバイスから同じApple IDでダウンロードした場合も1ダウンロードとしてカウントします。

他の解析ツールより数値が低く出るのはどうして?

App Analyticsは、診断データおよび利用情報をアプリ開発者と共有することに同意したユーザ のみを解析対象としています。そのため、他の解析ツールよりも数字が少なくなります。

リンク

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