61
47

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Elasticsearchのお勉強 (Mapping編)

Last updated at Posted at 2016-09-11

https://www.elastic.co/guide/en/elasticsearch/reference/current/mapping.html を読んでまとめました。

対象読者

例によって主に自分

Mappingとは?

ElasticsearchはDocumentの登録時に合わせてindexを作成する。そのindexをどのように登録するのかを定義するのがMappingである。(RDBだとMappingはテーブルスキーマにあたる)。Mappingは下記の用途に使われる。

  • どの文字列フィールドが全文検索の対象か?
  • どのフィールドが数値、日付、geolocationか?
  • documentの複製である _all フィールドをインデックス化するかどうか?
  • 日付の形式は?
  • 動的に追加されるフィールドのマッピング

Mapping Types

Documentを論理的なグループに分けるため、indexにはいくつかの Mapping Types がある。例えばユーザーのDocumentであればuser型、ブログの投稿だったらblogpost型になるように定義できる。

Mapping typeとは、Meta-fields及びFieldsと、propatiesだ。

Meta-fields

Documemtに関係するメタデータについてどのように扱うのかをカスタマイズするのがMeta-fieldsだ。Meta-fieldsに含まれるのは例えば _index、 _type、_id、 _source だ。

Fields or properties

型は field と property を定義でき、どのようにマッピングするかをMapping typeに定義する。 user型であれば titlename、そしてageを持ち、blogpost型であればtitlebodyuser_id等を持つ、などだ。同一 index 内にある同一名のFieldは同じようにマッピングされなければならない。

フィールド名に . を使う時の注意:

Elasticserch 2.4では . を許容するようになったが、 利用には注意が必要 、とのこと。

Field のデータ型

フィールドには下記のようなデータ型がある。

  • string, date, long, double, boolean, ipなどのシンプルな型
  • JSONのような構造を持つ性質のための object, nested型
    • nested型はarrayのようなobjectを複数持つ時に使う。Luceneは中にオブジェクトを持つようなコンセプトがないので、Elasticsearchがフラットにデータを保持できるように間をとりもつ。
  • geo_pointや geo_shape、completion などの特殊型
    • geo_pointやgeo_shapeは位置情報、 completionは前方一致につかう情報を保持する型。

string型のフィールドでもanalyzedとすれば全文検索に使えるが、not_analyzedとするとソートや集約に使える。また、stringフィールドにanalyzerを指定することでどう分かち書きするかを指定できる。

fieldsにmulti-fieldsがあるのは上記をうまくサポートするため。

Dynamic mapping

FieldやMapping typeは利用し始めるまでに定義されなければならない、というわけではない。 ここで登場するのが Dynamic mapping。ドキュメントにindex作成始まるとともに自動的にmapping typeとFieldを定義する。

Dynamic mappingの作成ルールもカスタマイズできる。

明示的にMappingするには?

使い始めはElasticsearchが自動的に推測してくれる。それでもいくらかは明示的にMappingを指定したくなるだろう。

fieldやMapping typeの定義はインデックスの作成時の他、既存のindexに指定するなら PUT mapping API を使うとよい。

既存の Mapping を更新するには?

既存のtype及びmappingは更新できない。Mappingを変更することとはIndexの再作成を意味する。新しくindexを作り、データをreindexする。

Mapping typeはFieldの内容を共有する

Mapping typeは Field のグループ化に使われる。しかし Mapping type の各々の Field は独立していない。

  • 同じ名前で
  • 同じindexにあり
  • 異なるmapping typeだと
  • 内部的には同じfieldにマップされるので
  • 同じマッピングを持たなければならない

userblogpost mapping typeにはtitleというフィールドがあった。そのため、 title フィールドは各々の型から同じマッピングをされなければならない。例外として copy_to、 'dynamic'、enabledproperties などのパラメータはフィールドごとに設定できる。

もし問題があるようであれば、user_titleblog_titleと指定するとよい。

余談

ElasticsearchのRubyのクライアントには Elasticsearch::Persistence というgemを本家が作っているのでそれを使うとよさげ

61
47
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
61
47

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?