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Eclipse Che を CentOS7 on VirtualBox on Vagrantで試す

Last updated at Posted at 2017-04-08

Eclipse CheのLocal Installでの環境構築手順を書こうと思います。
※使用OSはWindowsです。
※現時点では最新版は5.7.0です。
eclipse/che - Docker Hub
(Eclipse Che Blogによると、月に2回ペースでのリリースを予定しているようです)

Eclipse Cheとは

Cloud IDEの一つで、Eclipse Foundationで開発されているCloud IDEです。
(エディタ部分はEclipse Orionをベースとしているようです)
Cloud IDEとは端的に言ってしまうとWebブラウザ経由で利用するIDEです。

Cloud IDEには他にもAWSに買収されたCloud9、codenvy等色々あります。
こんな比較サイトもあります
26 Best cloud IDEs - slant

codenvyはEclipse Cheのエンタープライズ版のようなものです。
使ってみればわかりますが、Eclipse CheのSaaS利用が、
すなわちcodenvyの無償枠での利用となります。
codenvyのCEOであるTyler Jowell氏はEclipse Cheのメインコミッターでもあります。
たまにTwitterをエゴサしているのか、Che関連のツイートをしているとリプくれるときがあります。

Cloud IDEはほとんどの場合有償のSaaSとして利用します。
Eclipse CheもSaaS形式とAzureやAWSへインストールするPrivate Cloud形式、
Local Install形式の3つの利用形態があります。
今回はLocal Install形式について書いてます。

VirtualBoxをインストールする

VirtualBox自体はスーパバイザ型の仮想化ソフトウェアで、Vagrantのproviderとして必要になります。
Virtualboxである必要はないのですが、vagrantのデフォルトのproviderはVirtualBoxですのでいったんここは思考停止で。

Vagrantをインストールする

仮想環境の構築を楽にするソフトウェアです。
VirtualBoxだけでも正直いいのですが、楽に起動停止したいので。

Vagrantのプラグインをインストールする

Vagrantを便利に使うためにも、最低でも以下のプラグインを導入します。
以下のコマンドはどこで叩いても構いません。

  • vagrant-guestadditions
vagrant plugin install vagrant-vbguest

vagrant up時にGuestAdditionsを自動でアップデートしてくれる優れものです。

  • vagrant-teraterm(事前にteratermのインストールが必要です)
vagrant plugin install vagrant-teraterm

vagrant up後にvagrant teratermとすると、起動したVMに対してTeratermが起動します。(事前にteratermのインストールが必要です)

他にもいろいろあります。
Vagrantプラグインの使い方(vbguest, hostmanager, sahara, snapshot)
Vagrant

vagrantの便利に使えるプラグイン6選

Vagrantのboxを導入する

boxとは、仮想マシンの起動に必要となるイメージファイルです。
以下のコマンドはどこで叩いても構いません。

vagrant box add centos/7

Officialのboxであり、メンテナンス頻度もそれなりのcentos/7がいいと思います。
かゆいところに手の届くいい感じのboxがあっても、サードパーティのboxはいつの間にか消えてることが多いです。

いざvagrant up

vagrant init

適当にcentos/7用のvagrantfileが置かれるフォルダを作成してvagrant initします。

mkdir centos7
cd centos7
vagrant init cantos/7

vagrant up

先ほどvagrant initで作成されたvagrantfileのある階層で実行します。
providerオプションでproviderを指定できますが、デフォルトVirtualBoxなので今回は特に指定する必要は無いです。

vagrant up

vagrant teratermで接続

起動すれば、以下のコマンドだけでTeratermの起動から接続まで自動で行われます。

vagrant teraterm

Dockerをインストールする

vagrant upで起動が成功したらvagrant teratermでターミナルを起動してください。
Dockerのインストール方法はこちらの通りに。

yumリポジトリのセットアップ

sudo yum install -y yum-utils
sudo yum-config-manager \
    --add-repo \
    https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
sudo yum makecache fast

Docker CE(Community Edition)のインストール

sudo yum -y install docker-ce

Start Docker

systemctl start docker

Eclipse Cheをインストールする

こちらの通りに。

インストール、起動

docker run -it eclipse/che start

以下のように出れば成功です。

INFO: (che start): Use: http://10.0.2.15:8080
INFO: (che start): API: http://10.0.2.15:8080/swagger

Eclipse Cheを開く

vagrantのconfing.vm.networkのfowarder_portの設定と、
private_networkの設定通りのホスト名とポート番号のURLへアクセスしてください。
最初はEclipse Cheのdashboardの画面が表示されます。

Tips

vagrant upがrsyncが見つかりませんで失敗する

cygwinをインストールして解決しました。
なお、rsyncはデフォルトではインストールされないので個別選択してください。

guest⇒hostで共有したい

vagrantのsync folderという設定ではhost⇒guestの同期しか取れないので、guest⇒hostの共有を図りたい場合はVirtualBoxの共有フォルダの設定で行う必要があります。

WARNING: IPv4 forwarding is disabled

docker run時にこのメッセージが出力されてche serverが起動しないときはこれで解決しました。
DockerをCentOS6.4にインストールする方法

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