Node.js のコマンド node
を引数なしで実行するとREPL(コンソール画面)が起動します。REPL では require()
でライブラリをロードしたり、任意のJavaScriptの式を評価できるのでとても便利なのですが、同様の目的の Chrome の開発ツールに比べるとユーザインタフェースが今ひとつですし、デバッガの機能もついていません。
ですが、以下の方法で Chrome の開発ツールを Node.js のコンソールとして使用することができます。
REPL をオプション --inspect
を指定して起動します。
$ node --inspect
すると、以下のようなメッセージが表示されますが、ws://
のアドレスにアクセスしてもダメです。
Debugger listening on ws://127.0.0.1:9229/12119db3-101c-403b-b5b2-d4c4749f093c
For help see https://nodejs.org/en/docs/inspector
>
Chrome から chrome://inspect/
にアクセスします。以下のような表示がされるので、Remote Target の inspect のリンクをクリックします。
開発ツールが起動しました。
これで使い慣れたChromeの開発ツールをNode.jsのコンソールとして使用できます。