LinuxでC++からdmesg(/dev/kmsg)の更新監視

Linuxでpythonからdmesg(/dev/kmsg)の更新監視 - Qiita

上の記事で、pythonで書いたが、C++のほうでも意外と簡単に書けた。

#include <iostream>
#include <string>
#include <fstream>

int main()
{
    std::ifstream ifs("/dev/kmsg");

    ifs.seekg(0, std::ios_base::end);

    std::string str;

    for (;;) {
        std::getline(ifs, str);
        std::cout << str << std::endl;
    }

    return 0;
}

pythonではやり方がいまいちわからなかったが、C++ の fstream では
ifs.seekg(0, std::ios_base::end) でファイルの末尾まで seek できる。(ブロッキングされない）

実行とその結果は以下のようになる。

実行結果と終了(監視側)

$ g++ tailf_kmsg.cpp
$ ./a.out
12,676,80928667951,+;stop aaa
12,677,80932948508,-;stop bbb
12,678,80938639308,-;stop ccc

/dev/kmsg にリダイレクトすることで、擬似的にドライバのログの出力を確認している

実行結果と終了(更新側サンプル)

$ sudo sh -c "echo aaa > /dev/kmsg"
$ sudo sh -c "echo bbb > /dev/kmsg"
$ sudo sh -c "echo ccc > /dev/kmsg"

参考

ストリームの読み込み位置を自由に変えるには？｜C++ フリーでぷろぐらみんぐ