いまの時代、Eclipse Pluginは簡単に作れます。昔はプロジェクトを作ること自体が難しい(めんどくさい)イメージがあり、ハードルが高かったのですが、いまはtychoがあります。
https://www.eclipse.org/tycho/
tychoを使えば、プロジェクト作成、build、依存性管理などをある程度自動化できます。
ある程度と言ったのは、まだまだ依存性解決に関しては、うまく動作しない(tycho 0.20.0)ことがあり、手作業が必要になるからです。
依存性を完全に手作業でやるとしたら、以下のサイトのを使って下さい。プロジェクト作成、署名付きjar,featureなどリリースための作業が自動化されます。
https://github.com/open-archetypes/tycho-eclipse-plugin-archetype
依存性もある程度任せたいと思うなら、以下の方法で可能です。
プロジェクトの作成
archetypeを選択
まずは、実験用にforkしたcatalogがあるので、そこから作成します。
$ mvn archetype:generate -DarchetypeCatalog=https://raw.githubusercontent.com/ko2ic/maven-catalog/master/snapshots/archetype-catalog.xml
このとき気をつけることは、バージョンを必ず、major.minor.rivisonと3桁にすることです。
こうしないとpackageできません。
Eclpseファイルの作成
今回は、m2eを使わないで環境構築します。
(m2eを使っても今のところjarの依存性管理が効いてくれません。rootのpom.xmlの管理ができる・プロジェクト作成が楽など、m2eを使う意味はあります)
$ mvn eclipse:eclipse
その後Eclipseにソースを取り込みます
mvn eclipse:eclipse後にやる作業
META-INF/MANIFEST.MFのBundle-VersionがSNAPSHOTに変わってしまっているので、qualifierに戻す
(これをしないとpackageできない)
jarの追加
依存性を追加
例えば、
<dependencies>
<dependency>
<groupId>org.apache.poi</groupId>
<artifactId>poi-ooxml</artifactId>
<version>3.10-FINAL</version>
</dependency>
</dependencies>
その後
$ mvn eclipse:eclipse
META-INF/MANIFEST.MFの修正
コンパイルは通っているが、packageしたときに依存jarがパッケージされないので、修正する
Build ConfigurationでBinary Buildに依存させたいjarをチェックする。(RuntimeのClasspathにあるjarをチェックすればよい)
Packageing
$ mvn package -Psign
これで、siteプロジェクトのtargetにzipファイルが出来上がります。
中身を確認して、coreのjarの直下に依存jarが入っていれば、成功です。
その他
Eclipse上、邪魔なjarが表示されているのですが、packagingされないので気にしなくて良いです。
気になる場合は、削除しても構いませんが、mvn eclipse:ecipse
をすると再度追加されてしまいます。