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コミット履歴の改善に役立つ git rebase -i 5つの使い方

Last updated at Posted at 2016-03-22

今まで rebase は、基本的にgit rebase origin/masterしか使ってきませんでした。
リモートに push されていると何かと悪さをするやつだと思って、あまり関心がありませんでした。

しかしローカルで作業している限り便利なものだと知ったので、git rebase -i の機能の一部分をまとめました。

  • git version 2.6.4

1.コミット名の編集

pickr に変更します

$ git rebase -i HEAD~~

テキストエディタが開いて、HEADからHEAD~~までのコミット表示されるので、以下のように変更します。

# 変更前
pick 26ef747 A

# 変更後
r 26ef747 A

テキストエディタを終了するとすぐに、コミットの編集画面が表示されるので、コミット名を変更します。

  A

  # Please enter the commit message for your changes. Lines starting
  # with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
  #
  # Date:      Tue Mar 22 22:49:23 2016 +0900
  #
  # interactive rebase in progress; onto f98d1ca
  # Last command done (1 command done):
  #    r 2f4e52f A
  # No commands remaining.
  # You are currently editing a commit while rebasing branch 'master' on 'f98d1ca'.
  #

2.コミットの編集

picke に変更します

6. rebase -i でコミットを修正する【チュートリアル3 コミットを書き換えよう!】 _ サルでもわかるGit入門 〜バージョン管理を使いこなそう〜 _ どこでもプロジェクト管理バックログ

補足

git commit --amend実行時にコミット名も変更することが出来ます。

3.コミットをまとめる

picks に変更します

$ git rebase -i HEAD~~

テキストエディタが開いて、HEAD から HEAD~~ までのコミット表示されるので、以下のように変更します。

# 変更前
pick 195172f A
pick c064177 B
pick 0a1df4a C
pick 36d169f D

# 変更後
pick 195172f A
s c064177 B
pick 0a1df4a C
pick 36d169f D

コンフリクトが起きた場合、コンフリクト部分を修正後に下記を実行

$ git add path/to/dir path/to/file
$ git rebase --continue

補足

squash は直前のコミットにまとめます。
上記の rebase では、以下のようなコミットを

A---B---C---D

コミットBのpicksに変更し

AB'---C---D

のようにします。

###合わせ技
以下の様なコミットがあって、

A---B---C---D  master

以下のようにしたい時は、

AC'---B---D  master 

「コミットの順番を変更する」を組み合わせることでできます。

4.コミットの削除

pickd に変更します

$ git rebase -i HEAD~~

テキストエディタが開いて、HEADからHEAD~~までのコミット表示されるので、以下のように変更します。

# 変更前
pick a42f9e0 B

# 変更後
d a42f9e0 B

コンフリクトが起きた場合、コンフリクト部分を修正後に下記を実行

$ git add path/to/dir path/to/file
$ git rebase --continue

5.コミットの順番の変更

文字通りコミットの順番を変更します。

$ git rebase -i HEAD~~

テキストエディタが開いて、HEADからHEAD~~までのコミット表示されるので、以下のように変更します。

# 変更前
pick 26ef747 A
pick a42f9e0 B

# 変更後
pick a42f9e0 B
pick 26ef747 A

コンフリクトが起きた場合、コンフリクト部分を修正後に下記を実行

$ git add path/to/dir path/to/file
$ git rebase --continue

#rebase で行った修正を取り消したい場合

rebaseを行った直後であれば以下のコマンドで戻せます。

$  git reset --hard ORIG_HEAD

もっと前に戻したければreflogから、戻したいコミットIDを取得します。

$ git reflog
$ git reset --hard commit_id

Tips

下記のコマンドはmasterとカレントブランチの分岐点のコミットIDを表示します。

$ git show-branch --merge-base master HEAD

このコマンドと git rebase -i を組み合わせて

$ git rebase -i $(git show-branch --merge-base master HEAD)

とやると、作業ブランチのコミットだけを表示できるので便利。

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