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awscliのs3 syncコマンドを使ってAmazon S3にデータをバックアップ

Last updated at Posted at 2014-07-28

AWSのサービスをコンソールから操作するための、awscliというツールがあります。
このツールのコマンドの一つ、aws s3 syncを使うと、rsyncのようにファイルをS3にバックアップできます。
バックアップしたファイルはaws s3 syncで復元することも可能です。

この記事はバックアップ先となるS3のBucketを作るところから、aws s3 syncを使ってバックアップするまでの手順を説明します。

プライベートBucket作る

Amazon Management ConsoleのS3管理ページから、Create Bucketを選ぶ。

S3 Management Console.png

好きな名前を入力してCreate
S3 Management Console-2.jpg

Bucketは、デフォルトでは非公開になってて、Bucketを作ったユーザのみがアクセスできるようになってる。

IAMにバックアップ用ユーザ作る

Amazon Management ConsoleのIAM管理ページから、ユーザを追加する。
IAM Management Console.jpg

ユーザのアクセスキーは、アカウントを作った時しかダウンロード出来ない。情報を控えておくこと。
次に作成したユーザに、Bucketにアップロードする権限を付与する。バックアップに使うだけなので、指定したBucket以外にはアクセスできないように制限する。
ユーザの一覧画面で、作ったユーザを選択し、画面下のPermissionsタブを開いて、Attach User Policyボタンをクリック。
開いたダイアログのPolicy Generatorにチェックして、Selectボタンをクリックしてポリシー作成画面に進む。以下の権限を付与。
IAM Management Console.jpg

  • AWS ServiceからAmazon S3を選択
  • ActionsからAll Actions(*) をクリックしてから、DeleteBucket, DeleteBucketPolicy, DeleteBucketWebsite を削除。
  • Amazon Resource Nameに、arn:aws:s3:::[バケット名] , arn:aws:s3:::[バケット名]/* をセット。continueするとpolicyのxmlが見れるので、Resourceにこの2つがセットされてることを確認する。
  • Add Statementを押して権限付与

awscliをインストール

pip install awscli 実行すればインストールできる。pythonインストールされてればたぶんpipコマンドが使える。
その後、aws configure を実行して、access_keyを設定する。

ここまでできたら設定、権限が正しくセットされているか、aws s3 ls コマンドを使って検証してみる。

  • aws s3 ls s3://[Bucket名]/ を実行。エラーが起きないことを確認する。(バケットを操作できる権限の確認)
  • aws s3 ls を実行。AccessDeniedになることを確認する。(他のバケットは見れないことの確認)

aws s3 sync を使ってバックアップする

バックアップの実行は簡単で、
aws s3 sync /path/to/backup/ s3://[Bucket名]/
を実行すれば、/path/to/backup/ ディレクトリ以下のファイルをすべてバックアップしてくれる。

S3にあるデータをローカルにダウンロードするとき

aws s3 sync の引数を逆にすれば、S3にバックアップしたデータをローカルにダウンロードできる。

aws s3 sync s3://[Bucket名]/ /path/to/sync/

以上です。

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