このエントリは2枚目 SoftLayer Advent Calendar 2014の5日目のエントリです。
SoftLayer Object Storageとは、大容量のデータを格安で保存できるクラウドストレージです。管理ポータルから、Object Storageを操作することはできますが細かい操作を行うことができません。最も面倒な作業とは、Object Storageのアカウントや、コンテナ(フォルダのようなもの)を削除する時に、保存されているファイルの削除を1つずつ行う必要があるということです。
もちろんAPIを使えばいいのですが、簡単にObject Storageを使ってみたいという方にはつらいかと思います。そこで、SoftLayerのObject Storageに対応した、クライアントツールを紹介したいと思います。
Object Storageを利用するための準備
- まずはじめに、Object Storageを利用するには、Object Storageのアカウントを作成する必要があります。管理ポータルから[Storage] - [Object Storage]を選択して、[Order Object Storage]をクリックしてください。
- 課金に対する注意が表示されますので、よくお読みの上[Continue]をクリックしてください。
Object Storage注文上の注意が表示されますので、よくお読みの上、チェックボックスにチェックを入れて、[Place Order]をクリックしてください。
以上で、Object Storageの注文は終了です。注文処理の経過は適宜メールによる通知が行われます。さらに、Object Storageにアクセスしてみます。
- [Storage]→[Object Storage]を選択してください。
- Object Storageをデプロイ出来るデータセンター一覧が表示されますので、お好みのデータセンターを選択してください。
- Object Storageのポータルの[View Credentials]をクリックすることで、オブジェクトストレージへアクセスする為のユーザー名やパスワード、エンドポイントといった重要な情報を確認することができます。
CloudBerry Explorer for OpenStack (Windows)
CloudBerry Explorer for OpenStackは、SoftLayerのObject StorageやOpenStackのSwiftに対してアクセスが可能なWindows向けのクライアントです。適切に設定を行うことで、非常に容易にこれらのObject Storage上のファイルに対する操作を行うことが出来ます。
- まずは以下のWebサイトにて配布されているCloudBerry Labより、CloudBerry Explorer for OpenStackをダウンロードします。
http://www.cloudberrylab.com/free-openstack-storage-explorer.aspx - 無償で利用できるFREEWARE版をダウンロードしてインストールして下さい。
インストールしたCloudBerry Explorerを起動すると以下の様な画面が表示されますので、Register Laterをクリックしてください。 - 「ファイル」→「SoftLayer」を選択してください。すると、アカウント登録画面が出ますので、「追加」をクリックします。
- SoftLayerのObject Storageへのアクセス情報を登録するウィンドウが開きますので、ここに必要な情報を記述していきます。
- Display NameはCloudBerry Explorer上での識別用の名前、User name / API key / Autentication Serviceは、「View Credentials」で確認できる内容を記述します。
Cyberduck (Mac)
CloudBerryと同じくSoftLayerのObject Storageにアクセスが可能なMac向けのクライアントです。下記のWebサイトからダウンロードして使用してください。
https://cyberduck.io/index.ja.html?l=ja