背景
GTK+ Download: Mac OS Xを参考に
jhbuildでGimpをビルドした。
問題
2台のマックで作業をしたのだが、片方がGtkのフォント選択ダイアログでなにもフォントが
表示されない状態。
なかなかこの原因がわからなかった。
解決への糸口の発見
~/gtk/inst/bin/fc-list
の結果がフォント一覧が出てる場合、ずらずら/usr/X11R6/lib配下のフォントが表示される。
わかったこと
2台共、Xquartzは入れてはいたが、
/usr/X11R6
が問題となったMacの方には無かった。どうやら、これがないと、
~/gtk/inst/etc/fonts/fonts.conf
に
<!-- Font directory list -->
<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts</dir>
<dir prefix="xdg">fonts</dir>
<!-- the following element will be removed in the future -->
<dir>~/.fonts</dir>
といった具合に、/usr/X11R6のエントリが書き込まれない。
/usr/share/fontsは存在しないが、これはデフォルトで書かれるのかも。。
解決方法
ln -s /opt/X11 /usr/X11R6
して、初めからjhbuildをやり直すか、
~/gtk/inst/etc/fonts/fonts.conf
に、
<!-- Font directory list -->
<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>/opt/X11/lib/X11/fonts</dir>
<dir prefix="xdg">fonts</dir>
<!-- the following element will be removed in the future -->
<dir>~/.fonts</dir>
と
<dir>/opt/X11/lib/X11/fonts</dir>
のエントリを追記することで対応できる。
これで、gimpでフォントを加工するプラグインが「フォントがないので文字機能の利用はできません」とならずに、利用可能になった。
2015/5/24 追記
Xquartzを入れずとも、
<!-- Font directory list -->
<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>~/Library/Fonts</dir>
<dir>/Library/Fonts</dir>
<dir>/System/Library/Fonts</dir>
<dir prefix="xdg">fonts</dir>
<!-- the following element will be removed in the future -->
<dir>~/.fonts</dir>
と、OSXの標準的なフォントが格納されているフォルダを指定することで、対応できる模様。