WindowsでRuby on Rails環境を構築してみました。その際に現在のWindowsでのRails環境の構築には意外と落とし穴があったのでメモしてきます。(以下、仮想マシン上に構築するのも良いですが、やっぱり素のディレクトリにファイルがあるのは便利です。なので、rubyinstallerを使ってインストールすることにします。)
1.Rubyをインストールする (通常運転)
http://rubyinstaller.org/downloads/
より、rubyinstallerを取得し、インストールします。普段通りです。(最新版はrubyinstaller-2.1.5-x64.exe)です。
2.DevKitをインストールする。(通常運転)
同じサイトにあるDevKit(DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe)をダウンロードします。自己解凍形式のファイルですので、devkitと名づけたディレクトリを作成し、その中へ解凍します。
これをRubyをインストールしたフォルダにコピーし、その場所で以下のコマンドを実行します。これもいつも通りです。
>ruby dk.rb init
>ruby dk.rb install
3.Poodleバグ対応をする(落とし穴1)
Poodleバグは昨年Googleが発表したバグのこと。SSL v3を使えなくなった関係で、gem取得の際に利用する証明書環境が変更されています。
こちらのとおりに証明書を追加します。手順を実行し、新しい証明書を取得して、以下のフォルダにコピーしておきます。
(Rubyをインストールしたフォルダ)\lib\ruby\2.1.0\rubygems\ssl_certs
4.gemコマンドでRailsをインストールする(通常運転)
いつも通りgemができるようになりましたので、Railsをインストールします。
> gem install rails --no-ri --no-rdoc
5.JavaScript実行環境(落とし穴2)
最後のエラーはScaffoldした際に発生します。普段通りscaffoldされたページにアクセスすると、サーバー内でJavaScriptが実行され、その際にExecJS::RuntimeErrorが発生します。こちらに、いろいろ対応が書いてあります。
結局はJavaScriptを動かすエンジンがよくないのでNode.jsいれておくが正解です。
ということで、Node.jsをインストールします。Windows版のバイナリがあるので黙ってインストールします。
6.いつもどおり!!
これでいつも通りのRails環境の出来上がりです。お疲れ様でした。心置きなく
>rails new MyApp
しましょう。
とはいえ、すんなりインストールできるようにして頂戴。。。