7
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

汎用のLambda FunctionをデプロイするLambda Functionを作った

Posted at

汎用のLambda FunctionをデプロイするLambda Functionを作りました。

汎用のLambda Function?

そもそも、汎用のLambda Functionって何?という話ですが、自分はLambda Functionを作っていて常々疑問に思うことがありました。
例えばサムネイルを生成するLambda Functionで

var params = {
  srcData: data.Body,
  format: extension,
  width: 256,
  height: 256
};
im.resize(params, callback); 

のようにリサイズするサイズをマジックナンバー指定しますが、別のサイズでサムネイルを生成したいときはプロジェクトをコピーしてマジックナンバーを書き換えて別コードとして管理する必要があります。
それが凄い嫌だったので自分はnode-configを使って、設定ファイルを使ってマジックナンバーを置き換えるようにしています。

config/local.json
{
  "width": 256,
  "height": 256
}
var params = {
  srcData: data.Body,
  format: extension,
  width: config.get('width'),
  height: config.get('height')
};
im.resize(params, callback); 

こうすることでコードの管理自体は一元化しつつ。デプロイ時に設定ファイルを書き換えることで複数のサイズのリサイズに対応したLambda Functionを作成することができます。
プロジェクト独自のLambda Functionならこういったことをする必要はありませんが、よくあるLambda Functionなら汎用的に扱えるようにすると車輪の再発明をする必要がなくなるので楽をできます。
(環境変数とかを注入できればこんなことしなくても良かったんですけどね・・・)

モチベーション

とはいえ、汎用のLambda Functionにもデメリットがあります。
デプロイフローが

  1. プロジェクトを取得
  2. 設定ファイルを生成
  3. 設定ファイルを含んでZIP化
  4. 作成したZIPファイルをアップロード

という手順に固定化されてしまうため、このフローに載せれてないエコシステムに乗せることができなくなります。
ついでに、S3以外のところ(GitHub releaseとか)に配置したファイルとかを直接アップロードしたいなというモチベーションでlambda-deploy-custom-resource-functionを作りました。

蛇足ですが1箇所にデプロイするだけならTravisCIがデプロイの前処理を挟んだりしやすいのでオススメです。

使い方

事前にlambda-deploy-custom-resource-functionをデプロイするか、AWS::Lambda::Functionで依存系として定義します。

"LambdaExampleFunction": {
  "Type": "AWS::CloudFormation::CustomResource",
  "Version" : "1.0",
    "Properties" : {
      "ServiceToken": "[lambda-deploy-custom-resource-function ARN]",
      "URL": "[Your Lambda function URL]",
      "FunctionName": "example-function",
      "Handler": "src/index.handler",
      "Role": { "Fn::GetAtt": ["LambdaExampleExecuteRole", "Arn"] },
      "Runtime": "nodejs",
      "Description": "Example function.",
      "MemorySize": 128,
      "Publish": true,
      "Timeout": 3,
      "Config": {
        "key1": 1,
        "key2": "str",
        "key3": [1, 2, 3]
      }
    }
  }
}

基本的にはAWS::Lambda::Functionと同じ形ですが、独自のプロパティとしてURLに汎用のLambda FunctionのZIPのURLを、Configに汎用のLambda Functionに設定する値を埋め込みます。

まとめ

これでCloudFormationを使えばコードの一元管理をしつつ、設定を変えた複数のLambda Functionをデプロイすることができるようになりました。
これで汎用のLambda Functionの作り方から、テスト、デプロイまで一通り見えたなという感じです。
そのあたりの話はLambdaのAdvent Calendar 2015で書こうかなとか思います。

関係ないですが、AWS LambdaでのCustomResourceの作り方を久しぶりに調べてみたらCloudFormationに直接コードを埋め込めるようになっていて笑えました。
やりたい放題できるのでAPI GatewayのCloudFormationのサポートまだかなとか考えてる間に自作した方が話早そうですね。

7
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?