こちらkintone Advent Calendar 2016 3日目の記事になります。
今回は2ヶ月ほど前にこっそりリリースされた kintone Utility for JavaScript の紹介をさせてもらおうかと思います。
kintone Utility for JavaScript は kintone API をより手軽に利用するためのライブラリになっています。
例えば、kintone Rest APIでは複数レコードの取扱が100件(GETは500件まで)になっており、それ以上の件数を処理する場合は再帰処理を書く必要がありました。これはJSを始めたばかりの方には難易度が高いです。
他にも、DB処理ではよく利用されるUPSERT機能というのがありますが、kinotneで同じことをしようと思うとGETして ある/なし を判断してPOSTかPUT化で振り分けて...とかなり手間でした。
そのような部分をより手軽に扱えるように関数を呼び出すだけで よしなに 処理してくれるライブラリになっています。
本文はほぼこちらの和訳です。
-
導入方法
- ダウンロード
- アプリへ設定
- kintoneUtility.rest.getRecord (レコード1件取得)
- kintoneUtility.rest.getRecords (複数のレコード取得)
- kintoneUtility.rest.getAllRecordsByQuery (クエリ条件に合う全レコード取得)
- kintoneUtility.rest.postRecord (レコード1件登録)
- kintoneUtility.rest.postRecords (複数のレコード登録)
- kintoneUtility.rest.postAllRecords (すべてのレコード登録)
- kintoneUtility.rest.putRecord (レコード1件更新)
- kintoneUtility.rest.putRecords (複数のレコード更新)
- kintoneUtility.rest.putAllRecords (すべてのレコード更新)
- kintoneUtility.rest.deleteRecords (複数のレコード削除)
- kintoneUtility.rest.deleteAllRecords (指定されたIDすべてのレコード削除)
- kintoneUtility.rest.deleteAllRecordsByQuery (クエリ条件に合うすべてのレコード削除)
- kintoneUtility.rest.upsertRecord (レコード1件を登録もしくは更新)
- kintoneUtility.rest.upsertRecords (複数のレコードを登録もしくは更新)
導入方法
ダウンロード
こちらのページから kintoneUtility.min.jsをダウンロード
アプリへ設定
ダウンロードした kintoneUtility.min.js をアプリに設定します。(JavaScriptやCSSでアプリをカスタマイズする)
kintoneUtility kintoneUtility.rest.getRecord
レコード1件取得
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.id | Number | ○ | レコードID |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var param = {
app: 146,
id: 1,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.getRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null ,' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
kintoneUtility.rest.getRecords
複数のレコード取得
- 取得できるレコードの上限は500件です
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.query | String | × | クエリ文字列 |
param.fields | Array | × | 取得するフィールドコード指定 指定しない場合はアクセスできる すべてのフィールドが返却される |
param.totalCount | Boolean | × | true: クエリ条件にヒットしたレコードのトータル件数(totalCount)が返却される false: トータル件数(totalCount)にnullが入って返却される |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var param = {
app: 146,
query: 'テキストフィールド != "" limit 500 offset 100',
fields: ['$id', '数値フィールド'],
totalCount: true,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.getRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null ,' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
kintoneUtility.rest.getAllRecordsByQuery
クエリ条件に合う全レコード取得
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.query | String | × |
クエリ文字列 ※ limit, offsetパラメータの使用はできません |
param.fields | Array | × | 取得するフィールドコード指定 指定しない場合はアクセスできるすべてのフィールドが返却される |
param.totalCount | Boolean | × | true: クエリ条件にヒットしたレコードのトータル件数(totalCount)が返却される false: トータル件数(totalCount)にnullが入って返却される |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var param = {
app: 146,
query: 'テキストフィールド != ""',
fields: ['$id', '数値フィールド'],
totalCount: true,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.getAllRecordsByQuery(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null ,' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
kintoneUtility.rest.postRecord
レコード1件登録
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.record | Object | × | レコード情報 (詳細はこちら) 設定しない場合、デフォルトのフィールド設定値で登録されます 存在しないフィールドが設定されている場合、そのフィールドは無視されエラーとなりません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var record = {
'フィールド1': {
value: 12345
},
'フィールド2': {
value: 'こんにちは'
}
};
var param = {
app: 146,
record: record,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.postRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンスデータ
{
"id": "60",
"revision": "1"
}
kintoneUtility.rest.postRecords
複数のレコード登録
- 登録できるレコードの上限は2000件です
- レコード数が2000件より多い場合エラーとなります
- いずれかのレコード登録に失敗した場合は、すべてのレコード登録処理がロールバックされます
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.records | Array | × | レコードオブジェクトの配列 (レコード情報の詳細はこちら) 設定しない場合、デフォルトのフィールド設定値で登録されます 存在しないフィールドが設定されている場合、そのフィールドは無視されエラーとなりません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var record = {
'フィールド1': {
value: 12345
},
'フィールド2': {
value: 'こんにちは'
}
};
var param = {
app: 146,
record: record,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.postRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{
"ids": [
"61",
"62"
],
"revisions": [
"1",
"1"
]
}]
}
kintoneUtility.rest.postAllRecords
すべてのレコード登録
登録できるレコードの上限はありませんが、内部的には kintoneUtility.rest.postRecords と同様の仕組みで繰り返し処理を行っているようなので2000件ずつ登録処理を行うが、失敗した場合は対象の2000件のブロックのレコードのみロールバックされます
例えば6000個のレコードを登録するとします。その場合レコードはリクエストごとに以下のブロックに属します。
リクエストが分かれるブロック | 対象となるレコード |
---|---|
1ブロック | 1〜2000 |
2ブロック | 2001〜4000 |
3ブロック | 4001〜6000 |
それぞれのブロックは個別のリクエスト処理を行っているため、ブロック内ではロールバックは有効となりますが、ブロックを跨いでロールバックが有効にはなりません。
では、この時2500件目でエラーが出るとしましょう。その場合は以下のような結果となります。
リクエストが分かれるブロック | 処理結果 |
---|---|
1ブロック | 2000件全てのレコードが登録される |
2ブロック | ロールバックされレコードは登録されない |
3ブロック | 登録処理が行われない |
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.records | Array | × | レコードオブジェクトの配列 (レコード情報の詳細はこちら) 設定しない場合、デフォルトのフィールド設定値で登録されます 存在しないフィールドが設定されている場合、そのフィールドは無視されエラーとなりません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var records = [{
'フィールド1': {
value: 1234
},
'フィールド2': {
value: 'こんにちは'
}
}, {
'フィールド3': {
value: 5678
},
'フィールド4': {
value: 'こんばんは'
}
}];
var param = {
app: 146,
records: records,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.postAllRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{
"ids": [
"18",
"19"
],
"revisions": [
"1",
"1"
]
}]
}
kintoneUtility.rest.putRecord
レコード1件更新
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.id | Number | × ※1 | レコードID |
param.updateKey | Object | × ※1 | このパラメータに設定するフィールドは [値の重複を禁止する] と [必須項目にする] が有効になっている必要があります |
param.updateKey.field | String | × ※1 | 主キーとなるフィールドコード |
param.updateKey.value | String | × ※1 | 主キーとなるフィールドの値 |
param.revision | Number | × | リビジョン番号 値が一致しない場合はエラーとなります 値が指定されていないか-1の場合リビジョン番号はチェックはされません |
param.record | Object | × | レコード情報 (詳細はこちら) 設定しない場合、デフォルトのフィールド設定値で登録されます 存在しないフィールドが設定されている場合、そのフィールドは無視されエラーとなりません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
※1 param.id、param.updateKeyのどちらかは必ず指定する必要があります。
サンプルコード
レコードIDでの更新
var record = {
'フィールド1': {
value: 9876
},
'フィールド2': {
value: 'Hello'
}
};
var param = {
app: 146,
id: 5,
record: record,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.putRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
updateKeyでの更新
var record = {
'フィールド3': {
value: 4321
},
'フィールド4': {
value: 'Hello'
}
};
var key = {
field: '更新キー',
value: 'App-008'
};
var param = {
app: 146,
updateKey: key,
record: record,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.putRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"revision": "3"
}
kintoneUtility.rest.putRecords
複数のレコード更新
- 更新できるレコードの上限は2000件です
- レコード数が2000件より多い場合エラーとなります
- いずれかのレコード更新に失敗した場合は、すべてのレコード更新処理がロールバックされます
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.records | Array | ○ | レコードID、updateKeyを含んだレコードオブジェクトの配列 (詳細はこちら) |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
※ 更新時の主キーとなるid/updateKeyについてはこちらのパラメータを参照 |
サンプルコード
var records = [{
id: 10,
record: {
'フィールド1': {
value: 9876
},
'フィールド2': {
value: 'Hello'
}
}
}, {
updateKey: {
field: '更新キー',
value: 'App-008'
},
record: {
'フィールド3': {
value: 4321
},
'フィールド4': {
value: 'Hello'
}
}
}];
var param = {
app: 146,
records: records,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.putRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{
"records": [{
"id": "10",
"revision": "14"
}, {
"id": "8",
"revision": "9"
}]
}]
}
kintoneUtility.rest.putAllRecords
すべてのレコード更新
- 登録できるレコードの上限はありませんが、内部的には kintoneUtility.rest.putRecords と同様の仕組みで繰り返し処理を行っているようなので2000件ずつ登録処理を行うが、失敗した場合は対象の2000件のブロックのレコードのみロールバックされます
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.records | Array | ○ | レコードID、updateKeyを含んだレコードオブジェクトの配列 (詳細はこちら) |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
※ 更新時の主キーとなるid/updateKeyについてはこちらのパラメータを参照 |
サンプルコード
var records = [{
id: 2,
record: {
'フィールド1': {
value: 10000
},
'フィールド2': {
value: 'hoge'
}
}
}, {
updateKey: {
field: '更新キー',
value: 'App-012'
},
record: {
'フィールド3': {
value: 9999
},
'フィールド4': {
value: 'fuga'
}
}
}];
var param = {
app: 146,
records: records,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.putAllRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{
"records": [{
"id": "2",
"revision": "3"
}, {
"id": "12",
"revision": "6"
}]
}]
}
kintoneUtility.rest.deleteRecords
複数のレコード削除
- 削除できるレコードの上限は2000件です
- レコード数が2000件より多い場合エラーとなります
- いずれかのレコード削除に失敗した場合は、レコード削除処理がロールバックされます
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.ids | Array | ○ | 削除対象対象となるレコードIDの配列 |
param.revisions | Array | × | 予想されるリビジョン番号 1番目のID番号は配列の1番目のリビジョン番号に対応し、2番目のIDは2番目のリビジョン番号に対応します。 値が一致しない場合はエラーとなります 値が指定されていないか-1の場合リビジョン番号はチェックはされません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var ids = [
6,
16
];
var param = {
app: 146,
ids: ids,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.deleteRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{}]
}
kintoneUtility.rest.deleteAllRecords
指定されたIDすべてのレコード削除
- 2000件以上のレコードも削除できるがロールバックはされません
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.ids | Array | ○ | 削除対象対象となるレコードIDの配列 |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var ids = [
4,
14
];
var param = {
app: 146,
ids: ids,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.deleteAllRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{}]
}
kintoneUtility.rest.deleteAllRecordsByQuery
クエリ条件に合うすべてのレコード削除
- 2000件以上のレコードも削除できるがロールバックはされません
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.query | String | No |
クエリ文字列 ※ limit, offsetパラメータの使用はできません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var param = {
app: 146,
query: 'フィールド1 = "1234"',
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.deleteAllRecordsByQuery(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{}
kintoneUtility.rest.upsertRecord
レコード1件を登録もしくは更新
- updateKeyが存在しない場合はレコードを登録する
- updateKeyが存在する場合はレコードを更新する
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.updateKey | Object | ○ | このパラメータに設定するフィールドは [値の重複を禁止する] と [必須項目にする] が有効になっている必要があります |
param.updateKey.field | String | ○ | 主キーとなるフィールドコード |
param.updateKey.value | String | ○ | 主キーとなるフィールドの値 |
param.revision | Number | × | リビジョン番号 値が一致しない場合はエラーとなります 値が指定されていないか-1の場合リビジョン番号はチェックはされません |
param.record | Object | × | レコード情報 (詳細はこちら) 設定しない場合、デフォルトのフィールド設定値で登録されます 存在しないフィールドが設定されている場合、そのフィールドは無視されエラーとなりません |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
サンプルコード
var record = {
'フィールド1': {
value: 5555
},
'フィールド2': {
value: 'fugafuga'
}
};
var param = {
app: 146,
updateKey: {
field: '更新キー',
value: 'App-010'
},
record: record,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.upsertRecord(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"revision": "15"
}
kintoneUtility.rest.upsertRecords
複数のレコードを登録もしくは更新
- updateKeyが存在しない場合はレコードを登録する
- updateKeyが存在する場合はレコードを更新する
- 上限については試せていないため不明です
パラメータ
名称 | データタイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
param | Object | ○ | |
param.app | Number | ○ | アプリID |
param.records | Object | ○ | レコードオブジェクトの配列 (レコード情報の詳細はこちら) |
param.isGuest | Boolean | × | デフォルトはfalse アプリがゲストスペース内にある場合はtrue |
※ 更新時の主キーとなるid/updateKeyについてはこちらのパラメータを参照 |
サンプルコード
var records = [{
updateKey: {
field: '更新キー',
value: 'App-003'
},
record: {
'フィールド3': {
value: 'upsert 003'
}
}
}, {
updateKey: {
field: '更新キー',
value: 'App-011'
},
record: {
'フィールド4': {
value: 999999
}
}
}];
var param = {
app: 146,
records: records,
isGuest: false
};
kintoneUtility.rest.upsertRecords(param).then(function(resp) {
// 成功時の処理を記載する
console.log(JSON.stringify(resp, null, ' '));
}).catch(function(error) {
// エラー時の処理を記載する
console.log(error.message);
});
成功時のレスポンス
{
"results": [{
"records": [{
"id": "3",
"revision": "4"
}, {
"id": "11",
"revision": "3"
}]
}]
}