SoftLayerのNICのナンバリング規則

SoftLayerのNICが、PrivateかPublicのNICかわからなくなった人のために。

最近、BYOLでOS無しのベアメタルにハイパーバイザーを入れることが何度かあり、そのときにわかったことを書いておきます。

基本的な順番

IPMI経由で確認できるように、ベアメタルを注文すると４つのNICが確認できます。
（LAN5、LAN6が見えることもあります。）

チケットでの回答は以下のようになっていますが、BYOLのケースでは順番通りにならないことがあります。

eth0 is always the first private NIC, eth1 the first public NIC.
Eth2 is the second private NIC, and Eth3 the second public NIC.
Note this may not be the case on Custom Installed OSs, but will be the case on server we provision.

まとめると、以下のナンバリングが基本となっています。

• LAN1 --> eth0 (Private)
• LAN2 --> eth1 (Public)
• LAN3 --> eth2 (Private)
• LAN4 --> eth3 (Public)

vSphere BYOLの場合（実績ベース）

ポータルからvSphereをOSとして選択してデプロイされた場合は、NICについて迷うことはないと思いますが、BYOLの場合、手動で決める必要があります。
BYOLでは毎回、下記のように認識されるか、の確証はないですが、私の経験上では他の認識パターンは見たことがないので、今のところはこうだと思ってもらって問題ないかと思います。
最も確実な方法としては、チケットでMACアドレスに基づく確認をすることですね。

Single Private & Public NIC 構成

例えば、このケースでは2つしかNICがつながっていないので、どちらかをポートコントロールで一時的にDisconnectにしてみると、PrivateかPublicかの判断ができます。
試しにカスタマーポータル経由でPublicをDisconnectedにしてみるとvmnic3がDown(Disconnected)になりました。

[root@cadbms01:~] esxcfg-nics -l（Private、PublicともにConnectedの状態です）
Name    PCI          Driver      Link Speed     Duplex MAC Address       MTU    Description                   
vmnic0  0000:02:00.0 ixgbe       Down 0Mbps     Half   00:25:90:fa:8c:b2 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic1  0000:02:00.1 ixgbe       Down 0Mbps     Half   00:25:90:fa:8c:b3 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic2  0000:01:00.0 ixgbe       Up   100Mbps   Full   00:25:90:fa:8c:b0 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic3  0000:01:00.1 ixgbe       Up   100Mbps   Full   00:25:90:fa:8c:b1 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2

Dual Private & Public NIC 構成

こちらはRedundantなNICの構成で注文した場合です。

[root@ibmesx01:~] esxcfg-nics -l（PublicはDisconnectedの状態です）
Name    PCI          Driver      Link Speed     Duplex MAC Address       MTU    Description                   
vmnic0  0000:02:00.0 ixgbe       Up   10000Mbps Full   00:25:90:fa:a6:be 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic1  0000:02:00.1 ixgbe       Down 0Mbps     Half   00:25:90:fa:a6:bf 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic2  0000:01:00.0 ixgbe       Up   10000Mbps Full   00:25:90:fa:a6:bc 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2
vmnic3  0000:01:00.1 ixgbe       Down 0Mbps     Half   00:25:90:fa:a6:bd 1500   Intel Corporation Ethernet Controller 10 Gigabit X540-AT2

まとめ

二つを比べてみると分かりますね。
vSphereではこのようにNICが対応・認識されているようです。

• LAN1 --> eth0 (Private) --> vmnic2 (Private)
• LAN2 --> eth1 (Public) --> vmnic3 (Public)
• LAN3 --> eth2 (Private) --> vmnic0 (Private)
• LAN4 --> eth3 (Public) --> vmnic1 (Public)