LoginSignup
2
1

More than 3 years have passed since last update.

【VMware@SoftLayer】論理ロードバランサー構成編(ワンアーム)

Last updated at Posted at 2016-12-15

全体像

【VMware@SoftLayer】論理ロードバランサー概要編の続きです。
NSX 論理ロードバランサーを以下のようなワンアーム構成で組み、ロードバランシングされることを確認することが目的です。

nsx_llb_configure_01.png

事前準備

  1. VXLAN を2つ準備します。
    1. 1つを Web Server 用とし、他方を Web Client 用とします。
  2. Web Server 用 VXLAN に Web Server を 3 台立てます。(CentOS と Apache で作りました)
  3. Web Server のデフォルトゲートウェイは VIP に向けます
  4. 分散論理ルータを立て、Web Server 用 VXLAN と Web Client 用 VXLAN を接続

NSX Edge のデプロイ

NSX Edge を「+」から追加します。
nsx_llb_configure_02.png

「Edge Services Gateway」を選択し、名前を入力します。HAの設定もここで可能です。
nsx_llb_configure_03.png

ユーザー名、パスワードを入力し、SSHアクセスを有効化しておきます。
nsx_llb_configure_04.png

データセンターとアプライアンスサイズを選び、「+」から追加します。

vAppサイズ リソース
コンパクト(Compact) 1 vCPU, 512 MB
大(Large) 2 vCPU, 1024 MB
特大(Quad Large) 4 vCPU, 1024 MB
超特大(X-Large) 6 vCPU, 8192 MB

nsx_llb_configure_05.png

アプライアンスをデプロイする配置パラメータを指定します。
nsx_llb_configure_06.png

行が追加されたことを確認し、「次へ」進みます。
nsx_llb_configure_07.png

続いて、インターフェースを追加します。(ワンアームなので1つです。)
nsx_llb_configure_08.png

画面のように設定します。「192.168.200.10」は「VIP」となるアドレスです。
Web Server がある VXLAN と同一の VXLAN に接続します。
nsx_llb_configure_09.png

行が追加されたことを確認し、「次へ」進みます。
nsx_llb_configure_10.png

NSX Edge のデフォルトゲートウェイは分散論理ルータに向けます。
nsx_llb_configure_11.png

必要に応じて、設定します。
nsx_llb_configure_12.png

以上の設定を確認し、「終了」します。
nsx_llb_configure_13.png

デプロイ作業の進行中は「ビジー」となります。
nsx_llb_configure_14.png
「デプロイ済み」となり、デプロイが完了したことを確認します。
nsx_llb_configure_15.png

論理ロードバランサーの設定

デプロイされた NSX Edge のロードバランサーのグローバル構成を編集します。
nsx_llb_configure_16.png

「ロードバランサーの有効化」にチェックを入れ、「OK」を押します。
nsx_llb_configure_17.png

続いて、「アプリケーションプロファイル」を追加します。
nsx_llb_configure_18.png

今回は「HTTP」を選択します。
nsx_llb_configure_19.png

続いて、「プール」を追加します。
nsx_llb_configure_20.png

「+」からロードバランシング対象サーバーのメンバーを追加します。
nsx_llb_configure_21.png

IPアドレスは直接入力し、ポートは80とします。
nsx_llb_configure_22.png

今回は「ROUND-ROBIN」としますが、以下のようなロードバランシングアルゴリズムが選択可能です。
nsx_llb_configure_23.png

設定を確認し、「OK」を押します。
nsx_llb_configure_24.png

続いて、仮想サーバを追加します。
nsx_llb_configure_25.png

NSX Edge で設定したVIPアドレスを選択します。
nsx_llb_configure_26.png

設定を確認し、「OK」を押します。
nsx_llb_configure_27.png

以上で設定は完了です。
nsx_llb_configure_28.png

動作確認

ロードバランサーから、対象サーバーのステータスが「UP」となっていることが確認できます。
nsx_llb_configure_29.png

クライアントからのアクセス

クライアントから、VIP アドレスにアクセスすると、以下のように1, 2, 3 という形でラウンドロビンでロードバランシングされていることが確認できましたね!
nsx_llb_configure_31.png
nsx_llb_configure_32.png
nsx_llb_configure_33.png

まとめ

以上が、ワンアームでの論理ロードバランサーの構成でした。
こんなに簡単にロードバランサーを作ったり、構成変更や HA 構成も組めるので、柔軟性があると思いました。
また、VIP ごとに個別のサーバープールと構成設定も可能です。
高度な組み合わせとしては、このような論理ロードバランサーを vRealize Automation を使うと、設計に組み込み、LB/WEB/APP/DB のパターンとしてワンクリックで自動デプロイできる、というのも大きな魅力かと思います。

参考

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1