2017年9月20日更新
正式にリリースされたようです！
Cloud Mass Data Migration - IBM Bluemix
https://www.ibm.com/cloud-computing/bluemix/mass-data-migration
リリースノート
2017月6月28日より、Bluemix Infrastructure (旧SoftLayer) で有効（ポータルメニューとしてみえるように）になったサービスのようです。
中身を読むと、
物理的なストレージ装置を用いて、IBM Cloud Object Storage (旧Cleversafe) 120TBまでのデータを、送ったり取り出しできるサービス、ということですね。
Added the ability to order the Mass Data Migration Service. This offering can only be ordered by the master account user. It allows for the secure migration of up to 120TB of data per device into / out of Cleversafe Object Storage using physical storage appliances housed in waterproof, tamper-evident, shockproof cases. Official Documentation.
たとえば、120TBのデータをインターネット経由で送ろうとすると理論値は、以下のようになりますので、これくらいの容量になるとこのようなサービスを使ったほうがいいですね。
- 10 Mbps で 1111日
- 100 Mbps で 111日
- 1 Gbps で 11日
- （10 Gbps で1日）
オフィシャルドキュメント
IBM Bluemix Mass Data Migration にあります。
こんな感じのデバイスなんですね。防水、不正開封防止対策、耐衝撃ケースという装備！！！
10Gbps のポートがついているので、ローカルでの転送は最大の120TBでも丸1日程度で終わるでしょう。
Bluemix Infrastructure (旧SoftLayer) の画面
ポータルからは、以下のようにメニューをたどると利用可能です。（マスターユーザーのみ、オーダー可能です。）
IBM Cloud Object Storage (旧Cleversafe)に保存されますので、クラウドストレージ保存料金も発生することに注意しましょう。
デバイスによって暗号化と圧縮が有効になる、との記載があるので、セキュリティ的にも安心ですし、実際は120TB以上のデータが入りそうです。
サポートにきいてみた
Q. Can we use it between the site in Japan and your Tokyo datacenter?
We have received confirmation that the mentioned product will only be launched at year end and will be limited to certain data centers of the time of the launch.
The availability of this product will be limited to data centers like: Dallas, Wdc and San Jose.
日本の拠点と東京データセンターの間では、まだ利用できません。（執筆時点）
アメリカのデータセンターから、順次サービス展開していくようですね。