Pebbleをゲットしたので環境手順を整えてhello worldインストールするまでのメモです。

環境

MacBook Pro / MacOSX 10.9 Mavericks
Xcode 5.0.2
python 2.7.6 (Apple謹製)
Pebble firmware version 2.0.1
Pebble App 2.0.1
Homebrew

開発環境の構築

ライブラリのインストール

Homebrewからfreetypeをインストールする。

$ brew install freetype

Pebble SDKのインストール

公式サイトのインストール手順に従ってSDKをインストールする。公式サイトからインストールスクリプトをダウンロードして実行すればよい。

curl -sSL http://developer.getpebble.com/install.sh | sh && source ~/.bash_profile

Pebble SDKのインストール先は次のディレクトリとなる。

${HOME}/pebble-dev

Pebble公式のインストーラはbashを想定しているので、他のシェルを使用している場合には環境変数PATHに次の値を追加します。

${HOME}/pebble-dev/PebbleSDK-current/bin

これでpebbleコマンドが使えるようになります。

arm toolchainのインストール

コンパイル済みのARM toolchainをインストールする。

コンパイル済みのバイナリをダウンロード（公式サイトからコピペしたURLですが、気になる方は公式サイトからダウンロードしてきてください）。

wget http://assets.getpebble.com.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/sdk/arm-cs-tools-macos-universal-static.tar.gz

Pebble SDKディレクトリ以下に展開する。

cd ~/pebble-dev/PebbleSDK-current
tar -zxf ~/Downloads/arm-cs-tools-macos-universal-static.tar.gz

Python環境の整備

pip, virtualenvをインストールする。

sudo easy_install pip
sudo pip install virtualenv

Pebble SDKの実行環境にvirtualenvを整備する。

cd ~/pebble-dev/PebbleSDK-2.0.1
virtualenv --no-site-packages .env
source .env/bin/activate
pip install -r ~/pebble-dev/PebbleSDK-2.0.1/requirements.txt
deactivate

以上でpebbleコマンドが使えるようになったはずです！

$ pebble
usage: pebble.py [-h] [--debug] [--version]

                 {new-project,convert-project,build,clean,analyze-size,install,ping,list,rm,current,uuids,logs,repl,screenshot}
                 ...
pebble.py: error: too few arguments

iOSアプリの設定

iOS版Pebbleアプリのインストール

Pebbleアプリの開発にはPebble Appが必要です。ダウンロードしてインストールします。

開発モードを有効化

設定アプリからPebbleを選択して開発モードを有効にします。

Pebbleアプリのサイドメニューに開発者モードが追加されるので有効にします。

EnabledをオンにすればOK。ここで表示されている Server IP はPebbleアプリのインストールに必要なので覚えておいてください。

Hello world

Pebbleアプリはプロジェクト単位で管理されます。新しいプロジェクトを作るにはpebble｀コマンドに引数new-project`と任意のプロジェクト名を渡します。

$ cd ~/pebble-dev/PebbleSDK-current/
$ source .env/bin/activate  # python virtualenvを適用するおまじない
$ pebble new-project hello_world
Creating new project hello_world

これでhello_worldプロジェクトが作成されました。

次に、このpebbleプロジェクトをビルドします。

$ hello_world
$ pebble build

ビルドが完了したらPebbleにインストールします。

$ pebble install --phone 10.0.0.11
[INFO    ] Installation successful
[INFO    ] JS: stopping app: 0C3CA0AE-9067-4764-AF92-BDCAD1FB6084 91 Dub v2.0

ボタンチェックを行うアプリがインストールされます。右側のボタンを1つずつ押すと、Up, Select, Downと表示され、ボタンアクションが認識されている様子がわかるでしょう。

Pebbleアプリの作り方（MacOSX / iOS版導入編）

環境