声の大きな人っていますよね
プロジェクト進行中に思わぬところからステークホルダーが現れてひっくり返されることがありますねよ。
プロジェクト初期からステークホルダーと良い関係を持つためにもステークホルダーの特定は大事です。
とはいえ途中から新たなステークホルダーが登場することもあるわけで、そういうときは慌てず騒がずこのプロセスをやり直しましょう。
そもそも何か意見を言ってくるときは、表面に現れている事象を指摘している場合は多いので、その事象が起きてしまっている原因や事象に至るまでのプロセスを見直すことが大事です。
ステークホルダー特定のプロセス
インプット | ツールと技法 | アウトプット |
---|---|---|
プロジェクト憲章 調達文章 組織体の環境要因 組織のプロセス資産 |
ステークホルダー分析 専門家の判断 会議 |
ステークホルダー登録簿 |
PMBOKではステークホルダーの分類モデルとして、以下の4つのモデルを記述しています。
- 権力と関心度のグリッド
プロジェクトの成果に関する権限レベル(権力)と利害レベル(関心度)に基づいて、ステークホルダーを分類するモデル。 - 権力と関与度のグリッド
プロジェクトに関する権限レベル(権力)とプロジェクトへのの度合い(関与度)に基づいて、ステークホルダーを分類するモデル。 - 関与度と影響度のグリッド
プロジェクトヘの積極的参加の度合い(関与度)とプロジェクトの計画や実行の変更に影響する能力(影響度)に基づいて、ステークホルダーを分類するモデル。 - セイリエンス・モデル
ステークホルダーの分類を権力(自分の意志を通す力)、緊急性(直ちに対処する必要性)、正当性(参加の妥当性)に基づいて、ステークホルダーを分類するモデル。
それぞれについて以下のマトリクスのどこに位置するかを判断します。
ステークホルダー登録簿には連絡先や役割といった一般的な情報に加え、上記のように定性的・定量的な情報を調べると役に立ちます。
ステークホルダーを制約と見なさず、ステークホルダーからの支援を増加させ、 潜在的なマイナスの影響を緩和するために、ステークホルダーに働きかける方法を計画することに繋げていきます。