Mac でディスプレイのスリープ状態をプログラムから解除する方法

• ディスプレイがスリープした状態をプログラムから解除する方法がないか調べていたら、OSX のツール caffeinate(8) を見つけた。
• caffeinate -u とほぼ同様のことを実現するには、以下のように記述すればよいみたい。
• ディスプレイだけでなくシステムもスリープしている場合に、ただしく動くかどうかは分からない。

#include <IOKit/pwr_mgt/IOPMLib.h>

#ifndef kIOPMAssertionUserIsActive
/* この文字列定数は IOMPLib.h には定義されていないが (他の定数 kIOPMAssertion* は定義されているのに)、
   caffeinate(8) はこの値で IOPMAssertionCreateWithDescription 関数を呼び出しているようだ。*/
#define kIOPMAssertionUserIsActive CFSTR("UserIsActive")
#endif

void AwakeFromDisplaySleep()
{
    CFTimeInterval timeout = 5; /* magic number: caffeinate(8) は -u オプションが渡された場合この値を使うようだ */
    IOPMAssertionID id = 0;
    IOPMAssertionCreateWithDescription(
        kIOPMAssertionUserIsActive,
        CFSTR("TODO: name"),                  /* 適当に設定する */
        CFSTR("TODO: details"),               /* 適当に設定する */
        CFSTR("TODO: human readable reason"), /* 適当に設定する */
        CFSTR("/System/Library/CoreServices/powerd.bundle"),
        timeout,
        kIOPMAssertionTimeoutActionRelease,
        &id);
}

編集履歴

• macOS Sierra でも動いたので記事のタイトルを変更した。