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Google Apps for Work の SAML を使って AWS にログインする

Last updated at Posted at 2015-11-30

はじめに

Google Apps for Work を使い始めました。

Google Apps for Work は独自のドメインでGmailを利用できることをはじめとして
グループワークに必要なフォーラム機能やメーリングリスト機能や、
GoogleDrive や Google Docs といったドキュメント管理ツールなども提供され、
月々500円/アカウントという低価格で利用することができるサービスです。

今回は、提供されているサービスの一つ SAML を使って、
AWSとのシングルサインオンを実現したいと思います。

Google Apps for Work で SAML を有効にする。

  1. Google Apps for Work の 管理コンソール にログインします。
  • ログイン後のメニューから 「アプリ」 を選択します。
  • 「SAMLアプリ」を選択します。
  • 右下の + を選択します。
  • Amazon Web Service を選択します。
  • サービスプロバイダの詳細はデフォルトのままでいいので、次に進みます
  • 属性のマッピングは https://aws.amazon.com/SAML/Attributes/Role* を 従業員の詳細 > 役職 に設定します。(理由は後述します)
  • metadata の XML をダウンロードします。

これで SAML の設定が完了しました。

AWS で SAML によるログインを有効にする

プロバイダを登録する

  1. AWSコンソール にアクセスします。
  • IAM の管理画面にアクセスします。
  • バーティカルメニューより Identity Providers を選択します。
  • Create Provider ボタンを選択します。
  • Provider Type に SAML を選択し、Provider Name に任意の文字列を設定します。
  • Google Apps for Work 設定時にDLした metadata をアップロードします。
  • プロバイダのARNをメモしておいてください。

SAMLログイン時に利用するロールを設定する

  1. バーティカルメニューより Roles を選択して Create New Role ボタンを選択します。
  • Role Name に任意の文字列を設定します。
  • Select Role Type で Role for Identity Provider Access の Grant Web Single Sign-On (WebSSO) access to SAML providers を選択します。
  • SAML provider に先ほど登録したプロバイダを指定して登録します。
  • ロールのARNをメモしておいてください。

Google アカウントに SAMLログイン時に利用するロール設定を反映する

  1. 再び Google Apps for Work の 管理コンソール にログインします。
  • ユーザ管理を選択し、SAMLでログインさせたいユーザを選択します。
  • アカウント を選択します。
  • 従業員の詳細 の編集を選択します。
  • タイトル とプレースホルダのあるフォームに {プロバイダのARN},{ロールのARN} という文字列を指定します。(https://aws.amazon.com/SAML/Attributes/Role* でAWS側に渡る値となります)

ログインしてみよう

「アプリ > SAML アプリ > Amazon Web Services の設定」 の横にあるボタン
あるいは
右上の Google App メニューから Amazon Web Services を選択します。

すると、いきなり AWSコンソールにログインできたはずです。
これで心置きなくAWSのルートアカウントはMFAをオンにしてパスワードをくそ長いものを指定できるようになります。

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