この記事の目的
私が大好きなRMarkdownについて、Tipsを集中的に連載しようという思いつきの企画です。あと自分の中で進めている別企画のメモという位置づけでもあります。なので大した中身はありません。
R Markdownとは
Markdown記法をベースに、チャンクという形でRのコードを記述して評価・出力することができるものです。RStudioのクイックリファレンスでは以下のように説明してあります:
R Markdown is an easy-to-write plain text format for creating dynamic documents and reports.
注意事項
この記事ではRStudioでの利用を前提にしています。1
目次の自動生成
ある程度まとまったドキュメントを作成する場合、冒頭に見出しがあるとわかりやすいですね。そしてリンクも自動でついてくれるとなおいいですね。
Rmarkdown(というかpandoc)には、これを自動で生成してくれる機能がはいっています。Rmdファイルを作成した時に自動で生成される冒頭部分2に、以下のように設定してください:
---
title: "タイトル"
author: "kazutan"
output:
html_document:
toc: true
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このoutput:
以降の部分を設定すると、toc(table of contents)が作成されます。なお、見出しにも深さのレベル(h1,h2,...)がありますが、「どの深さまで取り込むか」も指定できます3。例えば「深さレベル3まで(h1とh2とh3まで)」としたいときは、以下のように指定します:
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title: "タイトル"
author: "kazutan"
output:
html_document:
toc: true
toc_depth: 3
---
これで深さ3まで見出しに取り込みます。Rmd(md)だと、# hoge
と## hogeho
と### hogehoge
までですね。
見出しに通し番号
ある程度まとまったドキュメントを作成する場合、見出しに通し番号を付けたほうがわかりやすくなります。ですがこれを手動で振っているとミスしたり面倒だったりします。
RMarkdown(というかpandoc)には自動でこれを割り当ててくれる便利な機能がはいってます。Rmdファイルを作成した時に自動で生成される冒頭部分に、以下のように設定してください。
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title: "タイトル"
author: "kazutan"
output:
html_document:
number_section: true
---
これで自動的に見出しに通し番号が振られます。また見出しの深さレベルも自動的に評価して判断します。
おそらく両方を組み合わせて設定することが多いかと思います。ぜひ使ってみてください。
Enjoy!