LoginSignup
11
18

More than 5 years have passed since last update.

RStudioのGUIからデータ読み込み

Posted at

この記事はRStudio Advent Calendar 2016の1日目の記事です。

Rによるデータの読み込み

Rでデータを読み込むには様々な方法があります。一般的によく使われるのがCSVファイルに対してread.csv()を実行するものがあります。

最近では読み込みのためのパッケージも色々開発されており,高速にCSVファイルを読み込むreadrパッケージや,Excelのファイル(.xlsや.xlsx)を読みむreadxlパッケージ,あるいはSASやSPSS,Stataなどのデータを読み込むhavenパッケージなどを利用して読み込むこともできます。

RStudioのGUIによる読み込み

RStudioにはGUIによるデータ読み込み機能がついています。これまでは.csvぐらいしか読み込めませんでしたが,RStudio v1.0ではreadrパッケージ・readxlパッケージ,havenパッケージを利用して各種データセットを読み込めるようになりました。今回はこれをご紹介します。

Import Datasetボタン

RStudioのEnvironmentタブをクリックし,ImportDatasetをクリックします。

Import_Dataset_menu.png

展開されたメニューから,読み込ませたいファイル形式を選択してください。この時,readrreadxlhavenパッケージのどれかがインストールされていない場合,パッケージをインストールするかどうかを尋ねてきます。問題がなければそのままインストールしてください。

From CSV

CSVファイルを読み込む際には,readrパッケージが利用されます。

"From CSV..."を選択するとダイアログウィンドウが開くので,まずは読み込むファイルを指定します。すると以下のような画面となります:

Import_Dataset_from_CSV.png

ファイルを指定すると,Data Previewにデータが表示されます。なお,このPreviewのところで列名をクリックすると,以下のようにデータ型を変更したり除外したりできます:

Import_Dataset_select_class.png

このData Previewの下にあるImport Optionsで,格納するオブジェクト名(Name:)など各種設定が可能です。大抵のことはこれでカバーできるはずです。

そして最大の特徴は,Code Previewの箇所です。これは読み込み設定した内容を実行するコードを表示しています。よく「GUIだと読み込みのコードが残らなくて不都合が多い。だからダメだ。」という意見を聞きますし,私もそう思います。でもこれならあまり慣れていないユーザーでも読み込みのためのコードを生成できます。ぜひ活用してもらいたいです。

From Excel

Excelファイルを読み込む際には,readxlパッケージが利用されます。

"From Excel..."を選択するとダイアログウィンドウが開くので,まずは読み込むファイルを指定します。すると以下のような画面となります:

Import_Dataset_From_Excel.png

基本的な見方・考え方は考え方は同一で,こちらにもCode Previewが表示されます。またreadxlパッケージは「どのSheetから読み込むか」を指定することが可能で,そのためのオプションもついています。地味に便利です。

SAS, SPSS, Stataのファイルについて

SAS, SPSS, Stataを選択すると,havenパッケージを利用して読み込みます。例えば,"From SPSS..."を選択すると,以下のようなダイアログボックスが表示されます:

Import_Dataset_From_SPSS.png

使い方はこれまでのパターンと同様です。

以上です。せっかくの機能なので,試しに使ってみてください。Enjoy!

11
18
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
18