cloudBitとIFTTTで「おとうさんいまどこメーター」を作る

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うちの息子(9)はいっつも「おとうさんいつ帰ってくるの?」と聞くそうだ。そんな息子のニーズに応え、おとうさんいまどこメーターを日曜工作で作ってみた(最初は天気予報メーターにしようと思ったけど息子にいらんと却下された)。

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スマホのWiFiとGPSの位置情報をIFTTTで拾ってcloudBitでサーボを動かす簡単なしくみ。電子工作の経験は不要で、こーいうのを子どもでも誰でも30分くらいで作れてしまう。cloudBit is AWESOMEである。

以下、このメーターの作り方を簡単にまとめ。

littleBitsって?

まずはlittleBitsを知らない人のために簡単に紹介しておこう。littleBitsは子供が遊びながら電子工作を学べるおもちゃで、ボタンやLED、モーター、光センサーといったいろんな電子部品のモジュールを組み合わせて回路を組める。電子工作っても、難易度はパズドラより低い。モジュール同士はマグネットで簡単にくっつくので、ぽんぽんくっつけてくだけ。http://littlebits.cc/aboutの動画を見れば一発で使い方がわかるだろう。

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From http://littlebits.cc/about

モジュール間は3つの線で結ばれていて、それぞれ5V、GND、SIGである。例えばスライダーを動かしたりするとこのSIGが0Vから5Vの間で変化するので、例えば以下のnumberモジュールならばSIGに比例して0〜99の数字が表示されたりする。

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モジュールいろいろ

littleBitsは50種類を超えるモジュールが用意されてて、これ見てるとついポチポチしたくなる。

例えばこんなのとか、

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こーいうのとか、

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これとか、

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さらにこれとか、

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ううう、、どれも想像力がかきたてられて、楽しそすぎる。さらにSynthKitを加えるとアナログシンセを組んでピコピコできてしまう。

しかし気をつけてほしい! 値段を見ても分かるとおり、 littleBitsは高い のだ。ポチポチしてるとあっという間に何万円にもなってしまう。電子工作できる人なら、自分でパーツ買ってきて組み立てる方がぜんぜん安上がり。でも、子どもといっしょにレゴ感覚でぽちぽち繋いで思いつきの回路を組んでくのはとっても楽しいので、littleBitsが売れてる理由もよく分かるのである。

cloudBit:これはほんとやばい

この俺のたぎるlittleBits欲にとどめの一撃となったのがcloudBitである。

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いや僕littleBitsの他のモジュールと大差ありませんよ〜的な見た目のくせに、こいつはFreescale ARMプロセッサとWiFi、64MBメモリ、4GB SDを載せた、れっきとしたLinuxマシンなのである(なので電源入れてから使えるようになるまで1分くらいかかる)。

cloudBitは、他のモジュールから受け取った信号をクラウド側で読み込んだり、そしてクラウド側から他のモジュールに信号を渡したりできる。ここにデモ動画を上げておいた。

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From cloudBit Demo

ここで言う「クラウド」とは、IFTTTである。つまり、IFTTTと連携してるWebサービスならcloudBitともあっさりとつながってしまうのだ。これはsugeeee-----!!

おとうさんいまどこメーターの作り方

さっそくポチったcloudBitが届いたので、息子のニーズに応えておとうさんいまどこメーターを作ってみた。といっても仕組みは恐ろしく簡単で、

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このサーボをcloudBitの出力につなぐだけ。信号を0〜99で変化させると、サーボの軸がジジッ!と言って角度が変わる。なので、IFTTTから0とか20とか50とか適当な数字を送ると、サーボに貼り付けた針がそれに合わせた角度を指すのである。

IFTTTでcloudBit連携

おとうさんの居場所としては「おうち」「えき」「とうきょう」「かいしゃ」の4か所を設定した。このうち、おうちとかいしゃについては、スマホのWiFiのSSIDを見てcloudBitに信号を送るレシピを書いた。

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また、おうちのWiFiから出たらえき、かいしゃから出たらとうきょうを指すレシピも追加。さらに、GPSの位置を見るレシピも書いておく。

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IFTTTって便利だなー。

あとは息子にメーター文字盤を書いてもらってできあがりである。

実用化に際してのチューニング

おとうさんいまどこメーターの実用化にあたって直面した課題は、サーボの針が50を超えるとなんだかブルブル震えて安定しない現象である。littleBitsってアナログ回路なので、ちょっとした電圧のブレにサーボが敏感に反応してしまうみたい。このブルブルしてる物体をずっと置いておくと家族からクレームが付くことが容易に予想されたので、Wireless Transmitter/Receiverをかまして値の変動を緩和させ、さらに人感センサーをはさんで誰かがメーターを見に来た時だけ動くようにした。

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目立たないように家のすみっこに設置

cloudBitいますぐポチろう!

そういうわけで、cloudBitは強力すぎてもはや子どものおもちゃとは言えない域に達してると思うので、気になる人は送料の高さにひるまずいますぐポチろう! Arudinoモジュールが届いたらScratch連携もできるそうなのでこちらも楽しみである。