21
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

サーバーレスにWebビーコンをつくってみる。

Last updated at Posted at 2016-12-12

まずおまじない置いておきます。
投稿内容は私個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。

はじめに

ネタ的には今更感あると思いますが、アクセス解析とかしたときにサーバーレスにつくってみたので
設定からDWHに突っ込むまでをまとめてみました。

Webビーコンとは?

Webビーコン型とは、サイトの各ページにJSや特殊なイメージ(縦横1pxの透明なgif画像など)を貼り付けておいて、貼り付けたページがブラウザで表示されるたびに、サーバーにユーザーがアクセスしたページの情報を送る仕組みのアクセスログ解析です。
Google Analyticsもこの手法が使われてたりしますね。

今回やること

各AWSサービスの設定からDBにアクセスログを貯めるところまでをまとめています。

スクリーンショット 2016-12-12 18.42.47.png

構成は上記の図のようにいたってシンプルな構成です。

AWS CloudFront
キャッシュさせてログとるためにつかいます

AWS S3
Imageの保管とアクセスログの保存につかいます。

AWS Redshift
貯めたログを貯めて解析するのに使います。

実装手順

1. 1x1.gifを作成

透過で1x1pixelのgifを用意します。
Photoshopでサクッとつくるのもよし、Webで拾ってくるのもよし。
用意できたらS3にあげておきましょう。

2. cloudfrontの設定

まずビーコンタグ用のDistributionを作成します。
Create Distributionを選択してOrigin Domain Nameに先程アップロードしたS3のドメインを設定しましょう。
その他の項目はデフォルトのままで大丈夫です。

スクリーンショット 2016-12-12 18.59.48.png

Default Cache Behavior Settingsの項目については、TTLを1秒に設定してます。
スクリーンショット 2016-12-12 19.02.46.png

Distribution SettingsではCNAMEの登録とSSLを登録しておきます!

スクリーンショット 2016-12-12 19.06.37.png

以上でCreate Distributionします。

そのあとできたDistributionから、Invalidationを選択
スクリーンショット 2016-12-12 22.41.37.png

Create Invalidation でS3に保管してある1x1.gifのパス(/1x1.gif*)を入力

これで設定は完了です!
あとは上記で設定したパス(今回はhttps://img.hoge.com/1x1.gif)
にアクセスして問題なければWebビーコンの完成です!

4. LPからgifをみる

  • 設置ページからのrequestがcloud frontのログにrefererとしてに載るのでquery stringのリレーはいりません

lp.html
<html>
  <head>
  <body>
    <h1>OK</h1>
    <img src="https://img.hoge.com/1x1.gif?event=view">
  </body>
</html>

5. s3のログを確認してみましょう

c1: date
c2: time
c8: cs-uri-stem
c10: cs(Referer)
c12: cs-uri-query
c13: cs(Cookie)

% aws s3 cp s3://image/path/ . --recursive --quiet && find . -name '*.gz' | xargs gunzip -f && cat * | sort | q -t "select c1, c2, c8, c10, c12, c13 from -"
2016-11-04      08:20:31        /1x1.gif        http://localhost:3000/lp.html?utm_campaign=hoge&utm_source=fuga  event=view
2016-11-04      08:20:38        /1x1.gif        http://localhost:3000/lp.html?utm_campaign=hoge&utm_source=fuga     event=view

6. まとめ

短いステップで実装することができました!
ぜひ小規模なアクセス解析にお役立てください!

21
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
21
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?