事始め
友人がUbuntuを使って、色々したいと言っていたのでお手伝い。ついでに壊しても大丈夫なように、vagrantを使ってみようと言うわけで。メモですが。
構築環境
- ホストOS : OSX yosemite 10.10.5
- ゲストOS : Ubuntu 14.04 (Boxを使用)
- virtual box : ver.5.0.4
- vagrant : ver.1.7.4
構築したいもの
- Ubuntu14.04
- GUI (ubuntu desktop)
手順
※今回はプロキシ環境下でやっているので、色々と面倒。ですが、その辺りも対応していこうかと。
全てはTerminalで行います。
下準備
最初に、Virtual Box と vagrant をダウンロードする。それぞれ公式ページからダウンロード可能 & インストールもGUIでできるので省略。
プロキシ対応
プロキシに対応するために、次のコマンドを入力する。
この後に行う box install
で必要
$ export http_proxy="http://your.proxy:port_num"
$ export https_proxy="https://your.proxy:port_num"
vagrant を使っていく
次のコマンドを打ち込む。ちなみに、Vagrant box に関しては、vagrantbox.esにたくさんの物があるので、他のOSが使いたければ、好きなモノを選んで大丈夫です。
今回はUbuntuなので、Ubuntuを選択しました。
$ vagrant box add ubuntu https://cloud-images.ubuntu.com/vagrant/trusty/current/trusty-server-cloudimg-i386-vagrant-disk1.box
これで、Ubuntu14.04のvagrant boxが入手出来ました。
次は、vagrantの初期化をします。
$ cd お好きなディレクトリ
$ vagrant init ubuntu
後は、立ち上げれば、環境的にはセット完了です。
$ vagrant up
チューニング
プロキシ対策
このままだと、プロキシが邪魔して外部ネットワークに接続できない可能性があるので、対応します。
vagrantのプラグインを入れると色々と便利。
$ vagrant plugin install vagrant-proxyconf
※もしかしたら、このインストールはproxy環境外でやる必要がある。
インストール後、vagrant init
をしたディレクトリにある、Vagrantfile
に、
次のものを追記する。
Vagrant.configure("2") do |config|
# ↓yes proxy statement
config.proxy.http = "http://your.proxy:port_num"
config.proxy.https = "https://your.proxy:port_num"
end
追記後、vagrant reload
すれば、プロキシが適応された状態になる。
GUIの表示。
一番のメイン。
Vagrantfile
に記述されている、次の文章のコメントアウトを外すと、VirtualBoxの窓が出てくる。
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
# Display the VirtualBox GUI when booting the machine
vb.gui = true
# Customize the amount of memory on the VM:
vb.memory = "1024"
end
これも、vagrant reload
すれば、ウィンドウが出てくる。
ちなみに、ログインするには
- user : vagrant
- password : vagrant
で、ログインが可能
ubuntu desktopのインストール
最後に、ubuntuのデスクトップ環境をインストールする。便利になったもんです。
$ sudo apt-get install ubuntu-desktop
(インストール後)
$ startx
$ sudo reboot
をすると、次回起動時にいつものデスクトップが出てきます。
これで完了。後はお好きな様に。
おまけ
gistに今回使用のVagrantfileを上げました。
vagrant up
する前に、proxyの欄を自分のプロキシ環境に書きかえ (もしくは、設定を消すかし)て、ご活用ください。
おまけで、初回実行時に、ubuntu-desktopが入るようにしました。