ちょっと前にkickstarterで20万ドルを集めて話題となったLight TableというIDEですが、順調に開発が進んでいてClojureアプリの開発に十分使えるレベルになっています。
完成したあかつきには、どういうライセンス体系になるのか不明ですが、現状は「Try the alpha」という位置づけで、自由に試してみることができます。
上記サイトから、Mac OSX、Windiws、Linux それぞれパッケージがあるのでダウンロードしてインストールします。
起動するとオシャレ感ただようウィンドウが開きますが、Clojureのコードを動かすために、バックエンドでJarファイルを取りに行ったりするので、プロキシ環境下で使う場合には、環境変数http_proxyとhttps_proxyを設定しておくとよいかと思います。
Clojureを試してみたい場合には、メニューのView -> Commands を選択して、コマンドパネルを開き、「instarepl」とタイプします。そして「Instarepl: Open a clojure instarepl」というコマンドを選択します。
これでInstareplのタブが開きます。
InstareplはClojureの対話的な実行環境です。役割的には、Emacsのscratchと似ていますが、Light Tableは編集すると即座にInstarepl内のすべてのコードを再評価するLiveモードというものがあります。
試してみましょう。
ただの足し算、 (+ 1 2 4) をタイプしてみます。
とタイプしていくと同時に右側に評価された値が出ます。コンパイルが速いClojureだから実現できる機能ですね。
全部が再評価されるというものを試すために、まず適当な変数を使ったコードを入力します。
宣言がないので当然エラーになります。
そこで、宣言を追加してみると…その瞬間に
再評価されて結果が表示されます。
関数の使い方がわからなくなったら、ドキュメントも見ることができます。
コマンドウィンドウを開いて、docとタイプし「Docs: Toggle documentation at cursor」を選択すると、このようにドキュメントが表示されます。
コマンドはショートカットキーを割り当てることができるので、そうしておけば簡単にドキュメント見ながら、Instareplで実行結果も即座に確認しながら、コードを書くというちょっと新感覚な体験ができると思います。