syobochimメディアでBackChannelingを紹介していただきました。
http://syobochim.hatenablog.com/entry/2015/09/03/214050
BackChannelingは、HipChatやSlackで感じてた不満を解消するために作りはじめたチャットです。HipChatやSlackはどうしても話題が流れていってしまうので、仕事では使いにくい面があります。そこでBackChannelingは話題ごとにスレッドを立てれるようにしました。なので実はチャットというよりはリアルタイムBBSという位置づけのつもりです。
特長として、
- スレッドフローティング型
- マルチタブ
- Markdownでコメントが書ける
- 音声コメント
- コメントのキュレーションができる
- ボットアカウントを作れる
などがあります。音声はストリーミングでなく、クライアントサイドでogg圧縮してサーバに送るので、社内ネットワークのような帯域専有に気をつけなきゃいけないような環境でも使うことができます!
動かしてみる
- https://github.com/kawasima/back-channeling/releases からzipファイルをダウンロードします。
- zipを展開し、
bin/back_channeling
を実行します。
…以上です。簡単ですね!
ただこれはインメモリにデータ持っちゃうので、永続化する場合は
% bin/transactor
% DATOMIC_URL=datomic:free://localhost:4334/bc bin/back_channeling
と先にDatomicを起動します。何れにせよ簡単ですね!
サインアップしてログインすると、2ちゃんねるビューワみたいなページが開きます。
スレッドを選択すると、タブでスレッドを開きます。
Markdownでコードを書くとちゃんとシンタックスハイライトもされます。それから2ちゃんねるのようにスレ番へのリンクも可能です。
Previewみながらコメントも書けるのでMarkdownでもらくらくです。Ctrl+Enterで投稿できます。
コメントフォーマットを「Voice」にするとRecordボタンがでます。押せば録音が始まります。音声もPreviewで確認して投稿できるので、噛んじゃっても大丈夫です!
スレッドはキュレーションが可能です。スレを選んで並び替えや追記ができ、Markdownボタンを押すとクリップボードにキュレーション結果がコピーされますので、議事録として保管が可能です。
アーキテクチャ
サーバサイド、HTML、Javascript、CSS、SQL(的なもの)にいたる全てがClojure(Clojurescript)のコードになっています。
データはDatomicに格納されます。フロントエンドはReactラッパーのomを使ってsecretaryでルーティングしています。
Voiceはffmpeg-asm.js (18MBのJavascript!)を使ってクライアントサイドでエンコードします。
さいごに
BackChannelingは簡単に構築できて、仕事で使えるよう工夫してあるつもりです。チームコミュニケーションでお悩みのみなさん是非試してみて下さい!