sbt をインタラクティブに使うときに知っておくと便利なんじゃないでしょうか。
その1. console
sbt を立ち上げて console と打つと scala の REPL が起動します。Scala を別途インストールする必要がなく便利です。
REPLから sbt に戻るのは :q
で。
> console
[info] Resolving org.fusesource.jansi#jansi;1.4 ...
[info] Done updating.
[info] Starting scala interpreter...
[info]
Welcome to Scala version 2.10.4 (Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM, Java 1.7.0_67).
Type in expressions to have them evaluated.
Type :help for more information.
scala> println("Hello")
Hello
scala> :q
[success] Total time: 9 s, completed Oct 27, 2014 6:23:15 PM
その2. consoleQuick
console 便利なんですが、書き換え途中などでコンパイルできないコードがあるときに起動できないので困ったりします。
consoleQuick は自分のプロジェクトのコードを読み込みません。自分のコードがコンパイルできなくても REPL を起動できます。
その3. set
set で一時的に設定を追加できます。
普段 build.sbt に書く libraryDependencies
ですが、一時的に試してみたいときは set で設定するのとファイルに書かなくて良いので楽です。
> set libraryDependencies += "com.github.nscala-time" %% "nscala-time" % "1.4.0"
その4. ++
++2.11.2
などとすることで scala の version を一時的に切り替えられます。set scalaVersion := "2.11.2"
としても良いですが、こちらのほうが短くて便利。
scala のいろんなバージョンでコードを試したい時に使う。
その5. help
help と実行すればここに書いたことは全部書いてありますし、もっと詳しいことが書いてあります。
また、たとえば compile
ってなんだったかな?と思った時も help compile
すれば教えてくれます。
> help compile
Compiles sources.
結局 help だけ覚えておけばいいのかもしれない。