ExcelからPythonを実行する

xlwingsを使って今度はExcel-VBAからPythonを実行して、python上でExcelファイルを操作してみる。

VBAでいいじゃんという話もあるだろうが、VBA書きたくないんだから仕方ないじゃないw

xlwingsの使い方はPython(Xlwings)を使ってExcelを操作してみるに書いたので良かったら参照。

ちなみに環境はMacですが、Windowsでもxlwingsは動きます。

公式ドキュメント

VBA: Calling Python from Excel

手順

概要

• 実行したいpythonスクリプトを用意
• pythonを呼ぶマクロを登録
• xlswings vba moduleをexcleファイルにインポート
• 実行

実行したいpythonスクリプトを用意

なんでもいいけど、Excelファイルに適当に値を設定するスクリプトを用意してみる。

from xlwings import Workbook, Range

def myfunction():
    wb = Workbook.caller()
    Range('A1').value = "Call Python!"

pythonを呼ぶマクロを登録

Excelファイルを新規作成して、Alt + F11でエディタ開いて、マクロを登録

Sub SampleCall()
    RunPython ("import myproject;myproject.myfunction()")
End Sub

ここのmyprojectがpythonのスクリプト名。

myfunctionが実行したい関数。

xlswings vba moduleをExcelファイルにインポート

xlwings.basというVBAモジュールをファイルにインポートする必要がある。

xlwings.basはインストールしたxlwignsディレクトリに入っている。

パスを調べたい場合、Python Consoleで簡単に調べられる

import xlwings
xlwings.__path__

実行

適当なオブジェクトに作成したマクロSampleCall()を登録して、実行すれば完了。

エラーが出た場合

Macの場合、xlswings vba moduleでは.bash_profileを読み込みんでpythonのパスを設定するみたい。

bash使っている人なら設定されているだろうから問題ないだろうけど、自分みたいにzsh使っている場合は.bash_profileを用意していないので以下のようなエラーが出る。

importError: No module named xlwings

bash_profileを作るか、zshrcを読み込むようにxlwings.basを書き換えてあげる。
書き換える場合は、下の.bash_profileを.zshrcに書き換えるだけでいい。

    'Check if .bash_profile is existing and source it
    Res = system("source ~/.bash_profile")
    If Res = 0 Then
        Res = system("source ~/.bash_profile;" & RunCommand & """" & WORKBOOK_FULLNAME & """ ""from_xl""" & " " & Chr(34) & ToPosixPath(Application.Path) & "/" & Application.Name & Chr(34) & ">" & Chr(34) & LOG_FILE & Chr(34) & " 2>&1 &")
    Else
        Res = system(RunCommand & """" & WORKBOOK_FULLNAME & """ ""from_xl""" & " " & Chr(34) & ToPosixPath(Application.Path) & "/" & Application.Name & Chr(34) & ">" & Chr(34) & LOG_FILE & Chr(34) & " 2>&1 &")
    End If

Tips

いちいちxlwings.basをインポートするのがめんどくさい場合は
コンソールで以下のコマンドを実行すれば、インポート済みのExcelファイルと呼び出されるpythonスクリプトを生成してくれる。

xlwings quickstart myproject