Macを使っている方にはParallelsでWindowsを使っている方も多いと思います。
だいぶ前からですが、ビルド 10240 からアップグレードが失敗する現象が出てました。
システムが勝手にアップグレードしてくれるのですが、何回も失敗して諦めて放置してました。
しかし、Visual Studio 2017 をインストールして動かないということが分かったし、今後色々と都合が悪いことが出てくる訳で、何とかしなければということになりました。
結論としてはクリーンインストールしたのですが、そこまでの道のりが長かった…
いわゆるWindows 10 Anniversary Updateが失敗しているのだと思いますが、半年以上放置してたのもどうかと思います…
これをみて試される方は、念のためにParallelsのイメージディスクのコピーを取ってから行ってください。
何があってもコピーから元に戻せるのはありがたです。
現象
アップグレードを行い再起動されると、"ramdiskデバイスの作成に使用できるメモリが不足しています。"とでてしまいます。
最初焦りましたが、リセットすると元の状態に戻ります。
起動するとSAFE_OSフェーズで失敗しましたとでます。
回復ドライブ作成を試みる
色々調べたり試したりしましたが、どうやら10240 からのアップグレードは難しい(というかもう無理という感じ)ということが分かったので、クリーンインストールしようとしました。
回復ドライブを作ってやろうとしたのですが、必要なファイルがないため作れませんという様な内容がでて作れません。
(修復ディスクも同様)
インストールディスクの作成
インストールディスクのイメージファイル(ISO)はこちらからダウンロードできます。
該当する項目を選択していけばダウンロードできます。
ParallelsはISOイメージファイルをCD/DVDドライブにマウントできるので、ディスクに焼かなくでも大丈夫です。
Setup.exeは実行するな
インストールディスクにSetup.exeがあって、実行すると通常はアップデートなり、クリーンインストールなりできるのだと思いますが、再起動したところで最初の"ramdiskデバイスの作成に使用できるメモリが不足しています。"がでて堂々巡りに陥ります。
クリーンインストールするには
クリーンインストールできるまでまだまだ色々あったのですが、それはこの後書くとして、解決方法です。
Windowsを再起動すると "Press any key to boot from CD or DVD...." と出てます。
起動順でCD/DVDドライブを優先していれば自動的にインストーラーが起動すると思い込んでいたのでDVDからのインストールはできず最近はSetupでやるんだなと思って、すっかり見落としてました。
起動直後にすかさずキーを押すとインストーラが起動し、クリーンインストールできます。
(キーを押しても通常の起動となんら変化がないのでキーの入力が受け付けられていないと思ってここで何度もリセットとキー入力を繰り返していたのは内緒です。諦めて放置してたらインストーラーが立ち上がってました。)
後は、"ランセンス認証でプロダクトキーがありません"を選んで
インストールの種類で"Windowsのみをインストールする"を選びます。
アップグレードを選択すると堂々巡りの無間地獄に向かってしまいます。
ディスクはフォーマットしてもライセンスは引き継がれていました。逆にフォーマットしないと以前のファイルは残したままで別にWindows 10がインストールされ余計にディスク領域を使ってしまいます。
(もう一度やり直したのはいうまでもありません)
これでクリーンインストールができました。
その後のアップグレードも問題なくできました。
クリーンインストールできるまでに失敗したこと
Parallelsのバージョンアップ
Parallels Desktop 12にバージョンアップしてなかったので、もしかしたらバージョンアップすると解決するのか?と思ってバージョンアップしました。
今まで非力なMacBookだったのでもうMacではWindowsはあまり使わないつもりでバージョンアップせず別にWindowsマシンを用意していました。
しかし、MacBook Proを新調したら間に合わせで準備したWindowsマシンよりはるかに速くこれからもParallelsを使う事になりまして、どうせならということで1年ごとに更新しなければならないProの方にしてしまいました。
Windowsに金をかけるよりParallelsに金をかけてる気もしないのですが、これからも長付き合いになりそうです。
ところが、ところが、状況は変わらず。
何のためにバージョンアップしたのか…しかも今後も支払いが…
(予測はしてましたけど)
別のVirtual Machineにインストール
"Press any key to boot from CD or DVD...." の事に気づくまでどうしたものかと思って、Parallesの別のVirtual Machineを立ててそちらに新たにインストールしました。
プロダクトキーを元のVirtual Imageの物を使用してインストールしたらうまくいったかの様に見えたのですが、しばらくすると認証を促すメッセージがでて、修復を試みようとすると別に用意したWindowsマシンと照合していたらしく、危うくそちらのPCが使われなくなるところだったのではないかと焦りました。エディッションが違ってて助かりました。
ここで、Microsoftアカウントで自分に紐付いているデバイスが確認できることが分かって、確認すると前のVirtual Machineとは別のPCとして管理されていることがわかりました。
それは当然ですよね。
再び回復ドライブ作成を試みる
回復ドライブが作れないのはビルド 10240までの問題でその後のWindows 10 Anniversary Updateでは直っているとの情報もありましたので、別のVirtual Machineにインストールしたついでにこちらで作成しようとしました。
ところが、USBメモリを認識してくれなくて(HDDとかに思っているのではないか?)これもだめでクリーンインストールできねーとか思ってました。
ここまでくると…
新たにライセンスを購入するしかないかという気になりましたが、Windows 10 Pro は27,000円台だったので諦めきれず足掻いていたら、Press keyするだけというところに気がつきました。
分かっている方にはなんでもないことなのかも知れませんが、同じ様に悩んでいる方の役に立ったら幸いです。