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Microsoft Bot Framework 公式ドキュメント”ボットの設計”について書いてみた②

Last updated at Posted at 2017-05-29

前回のMicrosoft Bot Framework 公式ドキュメント”ボットの設計”について書いてみた①に引き続き、第2回も書いていきます。

今回は、「ボットとの最初のユーザーインタラクション」について。
要するに、最初のやりとりですね。

最初の印象は重要

ユーザーとボットの間の最初のやりとりは、ユーザーエクスペリエンスにとって非常に重要です。

ボットを設計するときは、単に「こんにちは」というよりも、最初のメッセージとしてもっと多くのことがあることを覚えておいてください。
アプリケーションを構築するとき、あなたは重要なナビゲーションの手掛かりを提供するために、最初の画面を設計します。
ユーザーは、

  • メニューがどこにあるか?
  • どのように機能しているか?
  • ヘルプの場所
  • プライバシーポリシー

などを直感的に理解する必要があります。
ボットをデザインするとき、ボットとの最初のやりとりは、上記と同じ情報を提供するはずです。
言い換えれば、単に「こんにちは」と言っても十分ではありません。

メニュー 対 言語

※画像は、利用規約 | Microsoft Docsに従い、表示しています。

以下の2つのデザインについて考えてみます。

  • デザイン1

alt

  • デザイン2

alt

「どのような御用でしょうか?」
といった自由な質問でボットと対話を始めることは一般的に推奨されていません。

もしあなたのボットが色々なことをすることが出来ても、ユーザはそれらの大部分を推測することができない可能性があります。
あなたのボットは何が出来るかを伝えていない中で、どのようにユーザは知ることができますか?

メニューはその問題に対する簡単な解決法を提供します。

まず、利用可能なオプションをリストすることにより、ボットはその機能をユーザに伝えることが出来ます。

第2に、ユーザは単にクリックすれば良いので、無駄に入力させること防ぐことが出来ます。

最後に、メニューを使用することで、ボットがユーザーから受け取る入力の範囲を狭くすることで、自然言語モデルを大幅に簡略化できます。

  • Tip

メニューは、優れたユーザーエクスペリエンスを提供するボットを設計する際の貴重なツールです。
「ボットなのに、メニューなんてスマートではない」と却下しないでください。

フリー入力をサポートしながら、メニューを使用するようにボットを設計することができます。

その他の考慮事項

直感的で簡単にナビゲートされた最初のやりとりを提供することに加えて、適切に設計されたボットは、
プライバシーポリシー及び利用規約に関する情報へのアクセスをユーザに提供します。

  • Tip

あなたのボットがユーザーから個人データを収集する場合は、それを伝え、個人データの処理内容を説明することが重要です。

まとめ

確かに、ボットが最初に話しかけてくる内容ってすごく重要だと思う。
その問いかけが起点になって対話が成立していくわけだから、最初ボットが
「こんにちは!」
とか
「ご用件は?」
とか漠然とした問いかけをしてきたら、その後の対話が成り立たない(意味を持たない)気がする。
メニューひとつでUXが解決するなら採用しない道はない、と。

第3回、書きました。
Microsoft Bot Framework 公式ドキュメント”ボットの設計”について書いてみた③

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