こちらを参考にしながら、PICを焼いて、Lチカしてみる
やること
回路図
必要なパーツ
- PIC書き込み器(PICKIT3)
- PIC12F683 I/P
- 10KΩ抵抗(プルアップ用)
- 10μFコンデンサ(パスコン用)
回路の解説
概要
PICKIT3 から PIC にプログラムを書き込むため、
PIC の書き込み用の端子を PICKIT3 に接続している
端子の解説
データシートより
今回出てこない端子については割愛
VDD : 電源電圧(プラス側)
VSS : 電源電圧(マイナス側)
- Dは Drain (排出口)、Sは Source (源)の略
- 電子の流れを水に例えている
- SourceからDrainに向かって電子が流れる
- 電圧を掛けると、電子は+の方向に流れる
- あえてGNDではなく、VSSと書くのは、VSSは必ずしも0Vではないから
- VDDとVSSの間に動作可能な電位差(3〜5V)があれば動作する
- でも、メーカーによってはGNDって書いている所もあるらしい
GPn : GPIO(General Purpose Input/Output) 汎用入出力
- GP0〜GP5まで
VPP : 書き込み用電源
- VDD < VPP となると書き込みモードに移行する
- データシートには、(GP3/MCLR/VPP)と書かれており、3つの役割を持っているピン
MCLR : Master Clearの略
- PICをリセットする端子
- MCLRは、VSSになると起動するので プルアップ が必要
- プルアップについては別途解説
ICSP : In-Circuit Serial Programming
ICSP(In Circuit Serial Programming)とはPICをICソケットからはずすことなく、 基板組み込みのままプログラムを書き込む方法です。
ただし、PICライタのICSP端子にそのままPICを接続することはできません。
事前にICSPに対応した回路設計が必要です。
ICSPDAT : ICSP用データ入力端子
ICSPCLK : ICSP用クロック端子
- PIC12F683 I/P は内部にクロックを持っているが、ICSP利用時は、PICライターからのクロックを利用する
単に PIC の端子と PICKIT をつなげば良いだけのはずなのに、抵抗やらコンデンサやら入っているのは何で?
- 抵抗については、こっちに書いた → プルアップ抵抗について解説
- コンデンサについては、パスコンでググると良い