概要
大型計算機などでインストールされていないソフトウェアを利用する際に、自分のホームディレクトリにソフトウェアをソースからコンパイルしてインストールする必要がある。
その際に、ソースコード管理ツールである"porg"を使って上手にツール管理をする。
"porg"を使うことにより、アプリケーションの削除が容易になる。
実行環境
- CentOS Linux release 7.1.1503 (Core)
- Intel(R) Xeon(R) CPU E3-1246 v3 @ 3.50GHz
porgのインストール
インストール
# prefixでporgのインストール先を指定する。 $HOME/envなど
# またそれに併せて、porgのログファイルのインストール先も指定する。
$ /configure --prefix=/lab/takahashi/env --disable-grop --with-porg-logdir=/lab/takahashi/env
$ make
$ make install
パスの設定
例の場合は/lab/takahashi/env/
以下にインストールされる。
パスを指定しないと絶対パスでコマンドを入力しなければならないので、パスをシェル設定ファイルに指定する。
PATH=$PATH:/lab/takahashi/env/bin
porgを利用したインストール例
jqをインストール
$ git clone https://github.com/stedolan/jq.git
$ cd jq
$ autoreconf -i
$ ./configure --disable-maintainer-mode --prefix=/lab/takahashi/env
$ make
$ porg -lp jq "make install"
porgの確認
$ porg -a
jq
porg -a
でporgを使ってインストールしたアプリケーションが表示される。
基本的に、./configure --prefix==インストール先
とporgでインストールするということを押さえておく。