DeferredオブジェクトのNullオブジェクトを作る

jQueryでDeferredオブジェクトをゴリゴリ作ってると、時々DeferredのNullオブジェクトが欲しくなる。
JavaScriptはダックタイピングな言語なので、単純にDeferredオブジェクトのインターフェース持ったオブジェクト作ればいいと思う。

$.extend({
    nullDeferred: (function(){
        function returnThis(){ return this; }

        var promise = {};

        // 基本はメソッドチェーンできるメソッドなので、自身を返すメソッドを生やす
        for(var n in $.Deferred().promise()){
            promise[n] = returnThis;
        }
        // 例外的にその他オブジェクトを返すメソッドを決め打ちで生やす
        $.extend(promise, {
            state: function(){ return ''; },
            then: function(){ return promise; },
            promise: function(){ return promise; }
        });

        var deferred = {};

        for(var n in $.Deferred()){
            deferred[n] = returnThis;
        }
        // deferred にも例外のメソッドを生やす
        $.extend(deferred, promise);

        return function(){ return deferred; };
    }())
});

バージョンアップでAPI変わったらどうしようかな。。。

なにはともあれ、これでメソッドチェーンを切らずに不要なコールバックを虚空の彼方へ飛ばせる。

$.nullDeferred()
    .done(function(){ console.log('アリアハンへ ようこそ!'); });
    .resolve(); // へんじがない、ただの Null オブジェクトのようだ。

ちなみに、$.whenの引数にこのNullオブジェクトが含まれていると、成功時のコールバックが呼ばれなくなるので要注意。