はじめに
Googleの検索には「もしかして」の機能がある。タイポや、曖昧な記憶での検索に対して「正しくはこうではないですか?」と提案してくるもの。わりと便利なのだが、今日その不思議な振る舞いを見つけたのでメモ。
(2017年6月27日追記)現在では、以下の現象は再現しないようですね。中の人がこの記事読んで対応したとも思えないので、Googleの仕様は日々変わっていて、それでこの現象は起きなくなったのだと思われます。
現象
清水さんの長文日記の主要なプログラミング言語8種をざっくり解説という項目に、こんな一節が出てくる。
「うちはとにかく凄いエンジニアを紹介できるんですよ」
と自信満々に言うので、
「へえ、どんなふうに凄いんですか?」
と聞くと
「実はみんな、Ruby使いなのです」
ドヤッと胸を貼るので、お引き取り願いました。塩も撒いた。
これ、極めて限定的なコミュニティでコピペのソースになっているようだったので、どういうネタがあるか調べようとして、「お引き取り願いました。塩も撒いた。」で検索しようとすると、
と、Google先生が「もしかして:お引き取り願いました。塩が撒いた。」に変えてくるんですね。
・・・なぜ?
というわけでいろいろ調べてみた。
Case 1.
Case 2.
「荷物をお引き取り願いました。塩も撒いた。」は修正対象。
Case 3.
「荷物をお引き取り願います。塩も撒いた。」は修正してこない。
Case 4.
「お星様に願いました。塩も撒いた。」は修正対象。
Case 5.
ここらへんで「丁寧語の過去形+塩も撒いた」は修正対象な気がしてくるでしょう? でも「お星様に。塩も撒いた。」も修正対象なんだなこれが。
Case 6.
「お星様に。NaClも撒いた。」は修正してこない。
Case 7.
岩塩を撒くと「もしかして」ではなくて「次の検索結果を表示しています」になる。
Case 8.
食塩を撒くと「もしかして」になる。
Case 9.
豆を撒くと修正してこない。
Case 10.
星に塩を撒くと修正してくる。
Case 11.
「お星様に。塩も撒いた」は「もしかして」だったが、「星に。塩も撒いた」は「次の検索結果を表示しています」になる。
Case 12.
「撒いた」をひらがなにすると修正してこない。
Case 13.
食塩も岩塩も撒くと修正対象だが、食卓塩は撒いてもOK。
Case 14.
玄関に塩を撒いてはいけません。
Case 15.
俺たちが塩を撒くと修正対象。
Case 16.
「申し訳ありません。当方の落ち度となりますので、弊社の方で塩も撒いておきますので・・・」
Case 17.
塩と星の順序を逆にすると修正してこない。
Case 18.
「こんな夜中に塩も撒いたらGoogle先生に叱られますよ!」
Case 19.
「助けて・・・助けて・・・塩が、塩が撒いてくるのっ!」
まとめ
結局Google先生のこだわりがよくわからなかった。みなさんも塩を撒いてみるといいんじゃないでしょうか。