以前、以下２記事を書きました。他の方に説明するために残しておきます。

よく使うCLIのショートカット（bash）
新しいLinuxサーバにログイン時確認すること

Linuxで作業する場合、インストール方法にもよりますがまずインストールされているため、利用できるようになっておけば、作業時などに困りません。当然ですが、GUIとは違い、いろいろな機能をショートカットで利用するため、知っているかどうかで生産性が大きく変わります。本投稿では、自身が良く使うショートカットをまとめます。

環境

vimをインストールしている環境

[Saiph@vi ~]$cat /etc/redhat-release 
CentOS Linux release 7.2.1511 (Core)

[Saiph@vi ~]$which vi
/usr/bin/vi

[Saiph@vi ~]$ls -l /usr/bin/vi
-rwxr-xr-x. 1 root root 910040  6月 10  2014 /usr/bin/vi

[Saiph@vi ~]$yum list installed | grep vim
vim-minimal.x86_64                    2:7.4.160-1.el7

（コマンドモードで）　/　+ 文字列
ファイルの先頭から、文字列を検索します。入力文字列と完全一致した箇所に移動します。検索結果に移動した時点で、「n」を押下すると次の候補に、「shift + n（N)」を押下すると、前の候補に戻ります。リファレンスには正規表現が利用できると明記されていますがIPアドレスなど正規表現において、バックスラッシュが必要な特殊文字でもバックスラッシュなしで、検索可能です。

aaa
aaa
aaa

[cursor]aaa
aaa
aaa
/aaa

（コマンドモードで）　?　+ 文字列
ファイルの末尾から、文字列を検索します。入力文字列と完全一致した箇所に移動します。検索結果に移動した時点で、「n」を押下すると次の候補（末尾から先頭に移動）に、「shift + n（N)」を押下すると、前の候補に戻ります。

aaa
aaa
aaa

aaa
aaa
[cursor]aaa
?aaa

（コマンドモードで） x
カーソルの文字を1文字削除します。

a[cursor]bcdefg
a[cursor]cdefg

（コマンドモードで） dd
カーソル行を切り取ります。
削除ではなく、行がクリップボードに入ります。

aaa
[cursor]bbb
ccc

aaa
ccc

（コマンドモードで）任意の数字 → dd
カーソル行から任意の数字行切り取ります。
例：2 →　dd だと、カーソル以下2行を切り取ります

aaa
[cursor]bbb
ccc

aaa

（コマンドモードで） :file
ファイル情報を表示


:file
"test.txt" [Modified][New file][readonly] line 3 of 7 --42%-- col 1

（コマンドモードで） :set nu
テストファイルの行数を表示

aaa
bbb
ccc

:set nu
1 aaa
2 bbb
3 ccc

（コマンドモードで） ctrl + f
1ページ送りする。ログや、大きな設定ファイルを見る時に便利。
※ページ戻りはctrl + bです

（コマンドモードで） shift + g(G)
ファイルの末尾行に移動する。

（コマンドモードで）任意の数字 → shift + g(G)
指定した行に移動する。
ファイルの先頭に移動する場合は1 →　　shift + g

（コマンドモードで） 0
行の先頭に移動する

（コマンドモードで） shift + 4 ($)
行の末尾に移動する

（コマンドモードで） yy
行コピー → ペーストはp

もう少し慣れてくれば、画面分割や、検索置き換えなども利用できますが、まずはカーソル移動や、コピーペーストといった基本機能をまとめました。検索、行移動、カーソル操作さえ覚えれば大きく生産性があがりますよね。

よく使うvimのショートカット

環境