概要
macOS SierraでKarabinerが使えなくなったことで、US配列のキーボードを使用している人は、Karabinerで割り当てていた英数/かなキーが使えなくなり、非常に辛いと思います。
そこで、左⌘
に英数キー
、右⌘
にかなキー
を割り当てるためのシンプルなアプリをSwiftで作って見ました。(⌘と他のキーを組み合わせて押下した場合は、⌘キーとして動作します)
以下は、そのアプリの説明です。
(おまけで、アプリにマウスカーソルを操作する機能もつけているのですが、Karabinerのように低レイヤーのキーボード入力イベントが取得できてないので、操作性は非常に悪いです。)
Kenban
- macOS Sierra向けのキーバインド変更アプリです。
- キーバインドは、US配列のキーボードを使用している日本人向けです。
- KarabinerがSierraに対応するまでの繋ぎとしてご使用ください。
セットアップ
-
最新版のKenbanをダウンロードして、
/Applications
フォルダに移動してください。 - Kenban.app を実行し、アプリケーションにコンピュータの制御を許可してください。 (システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシー > アクセシビリティ > Kenban.appにチェック)
キーバインド
キーバインド | 動作 |
---|---|
左⌘ | 単独で押下した場合は英数キー として働く。他のキーと組み合わせて押下した場合は、⌘キーとして働く。 |
右⌘ | 単独で押下した場合はかなキー として働く。他のキーと組み合わせて押下した場合は、⌘キーとして働く。 |
⌘+d | マウスキーモードに変更。 |
(マウスキーモード中) h | マウスカーソルを左に移動。 |
(マウスキーモード中) j | マウスカーソルを下に移動。 |
(マウスキーモード中) k | マウスカーソルを上に移動。 |
(マウスキーモード中) l | マウスカーソルを右に移動。 |
(マウスキーモード中) f+hjkl | マウスカーソルの移動量が大きくなる。 |
(マウスキーモード中) v | 左クリック |
(マウスキーモード中) b | 右クリック |