werckerはcliツールを提供している模様。
http://devcenter.wercker.com/docs/using-the-cli/index.html
これが何をしてくれるツールかというと、
local環境でwercker.yml
のタスクを実行してくれるという代物。
従来のCIツールは*.yml
を作って試しにデプロイしてみて失敗したらSSHでそのコンテナに入って調べるだとか、
ひたすらCIを回して原因を調べていくとかかなり面倒な作業が必要だったりするんだけど、
wercker cliを使えばローカル環境で、wercker上でCIが回るのと同じ感じでタスクを実行してくれる。
インストール(Macのみ)
wercker cliはローカルでdockerコンテナを起動しているので、dockerをインストールする必要があります。
brewでboot2docker
をインストールします。
brew install boot2docker
dockerの初期設定を行います。
boot2docker init
dockerを起動します。
boot2docker start
環境変数の類をセットしてあげます。
eval "$(boot2docker shellinit)"
これでdockerが利用出来るようになりました。
続いてwercker cliをダウンロードします。
curl https://s3.amazonaws.com/downloads.wercker.com/cli/stable/darwin_amd64/wercker -o /usr/local/bin/wercker
wercker cliをダウンロードしたら実行権限を付与します。
chmod +x /usr/local/bin/wercker
これでwercker cliが利用出来るようになりました。
試してみた
以下の様なwercker.yml
を用意して、ローカルでCIを実行してみましょう。
box: ruby:2.2.2
build:
steps:
- script:
name: ruby version
code: ruby -v
以下のコマンドを実行します。
wercker build
実行すると、以下の様な感じでwerckerでCIを実行しているような情報が出力されます。
--> No Docker host specified, checking for boot2docker: tcp://192.168.59.103:2376
--> Executing pipeline
--> Running step: setup environment
Pulling from ruby: 2.2.2
.
.
.
.
.
Status: Downloaded newer image for ruby:2.2.2
--> Running step: wercker-init
--> Running step: ruby version
ruby 2.2.2p95 (2015-04-13 revision 50295) [x86_64-linux]
--> Steps passed
--> Pipeline finished
便利でしたね、今CIを選ぶならwerckerですね!