LoginSignup
11
9

More than 5 years have passed since last update.

FastlyのImage Optimization(画像最適化)の概要

Last updated at Posted at 2017-08-21

Image Optimization on Fastly

Fastlyでは、オリジンに設置された画像をクエリパラメータによって最適化し、デバイスやサービスごとに異なるイメージを動的に生成することが可能です。
これにより、煩わしい画像生成及び設置の手間を省くことができます。また、一度最適化された画像は通常のコンテンツ同様にFastlyのPOPサーバ上にキャッシュさせることが可能なため、キャッシュ後は瞬時にクライアントへ画像を提供することができます。

デモ環境

  • 下記のURLでGUIから自由にFastlyのImage Optimizationを体験することができます。
    https://www.fastly.com/io/
    ※上記ページで使える機能は一部にすぎません。

スクリーンショット 2017-08-21 22.57.53.png

サポートされる機能

  • サポートされる最適化機能は下記にまとまっていますが、参考までに日本語を下記にまとめます(2017年8月時点)
    Image API reference
Name Parameter Notes
Width width 画像の横幅(width)を設定します。
Height height 画像の縦幅(height)を設定します。
Pixel Ratio dpr 指定されたdpr(Device Pixel Ratio)画像を表示します。
Fit Mode fit 指定されたサイズ範囲内で画像がどのように収まるかを設定します。
Crop crop 画像から指定ピクセル分を削除します。
Trim trim 画像の端から指定ピクセル分を削除します。
Pad pad 画像の端に指定ピクセル分を追加します。
Canvas canvas 画像のcanvasサイズを大きくします。
Background Color bg-color 画像の背景色を設定します。
Orientation orient 画像の向きを設定します。
Overlay overlay 画像をオーバーレイ表示します。
Overlay Align overlay-align オーバーレイ画像の位置を設定します。
Overlay Repeat overlay-repeat オーバーレイ画像のリピート方法を設定します。
Overlay Width overlay-width オーバレイ画像の横幅(width)を設定します。
Overlay Height overlay-height オーバレイ画像の縦幅(height)を設定します。
Overlay Pad overlay-pad オーバーレイ画像の端に指定ピクセル分を追加します。
Format format 画像の出力形式を設定します。(フォーマット変換)
Quality quality 不可逆圧縮画像の場合、画像の圧縮レベルを設定します。
Auto auto 最適化機能を自動的に有効にします。
Disable disable デフォルトで有効になっている機能を無効にします。
Resize Filter resize-filter 画像リサイズ時の画素補間フィルタを設定します。

画像最適化にあえてFastlyを使うことのメリット

皆さんの会社によっては、既に自社で画像を動的にリサイズするためのマイクロサービスを作って利用しているところも多いと思います。(例、nginx + image_filter_module)
もちろんFastlyはCDNが主軸ですので、

  • リサイズした画像をキャッシュ
  • リサイズした画像のキャッシュ時間を自由にコントロール可能
  • surrogate keysを使うことでキャッシュコンテンツをタグ付けしてカテゴライズすることが可能になり、任意のkeyをもとに特定のタグがついたキャッシュだけを効率よくpurgeすることが可能

など、上記は一部にすぎませんが様々なメリットを受けることが出来ます。

利用に際しての注意事項など

  • Image Optimization機能を利用したい場合、事前にSalesへのリクエストが必要です。デフォルトではImage Optimization機能は有効化されておらず使うことはできません。
  • Image Optimizationの料金は通常の課金体系と異なります。詳しくは前述へコンタクトして確認が必要です。
11
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
9