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『楽しく』『仲良く』『アウトプットを出しやすい』コミュニティにするために

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はじめに

Swift愛好会から来ました!
主催の@jollyjoesterです

swift愛好会.png

先月1周年を迎え、累計500人以上の方々に参加していただきました!

この1年で愛好会でどんなことがあったのかの振り返りについては別途「Swift愛好会の一年を振り返ってみる」で書きましたが、今日は運営側としてどんなことを考えてやってきたかということを、愛好会で大事な3つ要素 『とりあえず乾杯!』 『談義』 『耐久もくもく会』 に絡めて書こうかと思います。

Swift愛好会とは?

Swift好きが集まって わいわい『楽しむ会』 です。
とにかく 『楽しむ』 というところがポイントです!

そのため、Swiftのレベルやプログラミングの経験がどれだけあるかなどは一切不問。まだSwiftに一切触ったことがなくてもOK。

テーマもSwiftという言語のこと、iOSのこと、サーバーサイドSwiftのこと、IoT絡めてみたことなど、Swiftがちょっとでも絡んでいればOKというゆるさになっています。

基本的に1ヶ月に1回開催を目標とし、1回あたり20人〜80人程度の参加者がいる勉強会です。

Screen Shot 2016-12-10 at 8.14.58 PM.png

とりあえず乾杯!

Swift愛好会は下記のスライドから始まります。

Screen Shot 2016-12-10 at 8.14.38 PM.png

Screen Shot 2016-12-10 at 8.14.46 PM.png

愛好会についての説明などは置いといてまず 『乾杯!』 です。

最初はいきなり飲む不真面目な勉強会があってもいいだろうという単なる思いつきでしたが、今ではこれから始まらないと愛好会じゃないだろ!ってくらい定着しています。

というのも乾杯をする前に愛好会の説明をしてしまうと、どうにも場が固くなりすぎてしまうんですね。

これを「まず乾杯!->1分くらいそのままざわざわ->愛好会の説明」の順番にするだけで場が馴染んでいい感じの一体感が生まれます。

『乾杯!』もただ乾杯すればいいというわけではなく、言い方、声量、間の取り方などを相当気にしています。絶妙な『乾杯!』は場の空気を支配してその後の会の流れを決定づけます。なので僕はこの 『乾杯!』の瞬間に全力を尽くすようにしてます。
(ちなみに愛好会で僕は『乾杯する人』として認識されていて最高の褒め言葉と受け取っていますw)

※ソフトドリンクなども用意しているのでお酒を飲めない人でももちろん大丈夫です!常連参加者の中にもお酒を飲めない人、飲まない人はいます。

談義

勉強会には発表やLTがつきものですが、Swift愛好会では発表形式のものを 『談義』 と呼んでいます。

なんで特殊な呼び方にしたかというと、いわゆるLTなどと違って「制限時間なし」にしたかったからです。

制限なしにすると(最初は単に「僕自身がLTなどでの時間切れを知らせるチーンが苦手だから」だったのですが、後付けで言い訳すると)下記のようなメリットがあります。

  • チーンのプレッシャーがないのでのびのび発表できる
  • 内容を時間に合わせる必要がないので準備のハードルが下がる
  • 発表してたら伝えたいことがもっと出てきた!ってときも伝えたいだけ伝えられる
  • 発表中に疑問が出てきたら気軽に質問できる
  • いい質問からみんなが気づきを得てさらに盛り上がる!

発表の入門者には時間気にして発表内容がおそろかになるよりは、発表そのものに集中して内容を良くしてもらいたいですし、熟練者は伝えたいことをいっぱい持っているのでそれをどんどん伝えてもらった方が参加者には得なはずです。

また、愛好会では談義を聞いて自分も喋りたくなった人が『飛び入り談義』をすることもしょっちゅう発生しています。別の勉強会の練習として愛好会で談義されてる方もいらっしゃいますね。(そういえば歌って踊る発表もありましたしミニ四駆が走る発表などもありました!)

とにかく時間も形式もゆるくして、 変な緊張とかせずに 楽しくアウトプットをどんどん出しやすい空気にしていきたい と思っています。

制限時間なし形式のデメリットは

  • 運営の時間コントロールの難易度が上がる

ですかね。その辺は他の運営メンバーが経験豊富なのでなんとかよしなにやれている感じです。

過去すごく盛り上がった回で、談義者のうちのお二人が1時間20分ずつ談義したときがあって、会場の最終撤収が残り15分になっても談義が続いていたため冷や汗をかきました^^;;;

それでも会場のみんながその方々の話をもっと聞きたいという熱気があったため、懇親会というバッファも食いつぶしながらぎりぎりまで粘りました。

幸い最終撤収の10分前に談義が終わったため、5分で全力で渾身会&参加者全員で片付けをしてなんとか撤収できました。ほんとにぎりぎりでしたが肌感でもっとも参加者の満足度が高かった回だったので無茶をして良かったです。

最近はイベントページを公開すると「談義枠」から埋まっていくということもあって良い感じに受け入れられているのかなと思っています。

耐久もくもく会

談義とともに定着しているのが 『耐久もくもく会』 です。

『耐久もくもく会』は祝祭日の午前もしくは午後一番に集まって、ずっともくもくわいわい各自のやりたい勉強や開発をやる会です。

もちろん『乾杯!』で始まるのは変わらず、午前10時から乾杯し、昼ごはんを挟んで午後1時に乾杯し、談義が始まるタイミングでも乾杯、懇親会で乾杯となかなかハードな回もありましたw

これも最初は「朝から晩まで酒飲みながらずっともくもくするの面白くね?」といった思いつきで始まったのですが、思いつきで始まった割にはすごく良い効果があった気がします。

それは参加者同士の 横のつながりを強くする 効果です。

基本的に、平日開催の回は「談義+懇親会」という構成で愛好会を実施していましたが、てんでバラバラの背景の人たちが懇親会だけで仲良くなるのはけっこう難しいですよね。

でも『耐久もくもく会』のように一緒にいる時間が長ければ仲良くなれるチャンスは大幅増です!

仲良くなった人が増えれば次回愛好会に参加するのも楽しみになりますし、談義や質問をする際のハードルも仲良い人であればだいぶ下がると思います。

ということで3回に1回程度の割合で「耐久もくもく会+談義+懇親会」という構成の回を混ざるようになりました。

『耐久もくもく会』の極め付けが1周年記念で行ったSwift愛好会合宿です。

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会社も年齢も性別もバラバラな大人が、土日を潰してずっと開発する合宿に「22名」も集まりました。横のつながりができていない状態であったら緊張して申し込みも躊躇しちゃうと思うのでびっくりでした。

なお、合宿のレポートは運営メンバーによる

やDevelopers.IOでレポートしていただいた

などをご覧いただけると嬉しいです。

他の勉強会との連携

そういえば横のつながりが強くなった副次的なものとして「他の勉強会との横のつながりも強くなる」という効果も現れました。

愛好会に参加してくれた方の中には主に別の勉強会で登壇したり、参加していたりする方もいらっしゃいますので、その方を通じて勉強会同士の連携が強くなったという感じです。

例えば

クラスメソッドさんが開催されてるAKIBA.swiftとは共催もしました。

(勉強会ではないですが3つ勉強会の主催者参加者が集まった君の名は。を観に行く会。なんてのも開催しました。)

結果、主催者同士が互いに登壇しあったり、相互送客のような現象が起こったりしてこの界隈全体が盛り上がってるような気がしています。

まとめ

ということでまとめると今後も継続して『楽しく』『仲良く』『アウトプットを出しやすい』コミュニティとしてのSwift愛好会にしていきたいと思っています!

今回紹介した『とりあえず乾杯!』 『談義』 『耐久もくもく会』 だけでなく他にもどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っていますのでどうぞご支援よろしくお願いします。

この記事が他のIT勉強会/コミュニティ運営をされてる皆様の参考になれば幸いです!

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